ホンダ・シビックユーロ(FN2)タイプR、エンジンオーバーホール編その3(^^;
ここのところ、天候不順で雨が多いですね!!
さて、シビックのエンジンオーバーホールの続きになります
まずは、コンロッドの隙間を測定後、範囲内と分かり、コンロッドを抜き取った後、クランクシャフトのスラスト方向の測定!!
こちらも、範囲内なのでジャーナルを外し・・・
クランクシャフトの曲がり具合を測定!!
本来ですと、この状況での測定はナンセンスですが、常盤もないし、対応した専用治具も無いので、シリンダーブロックに搭載した状態で調べますが百分の1ミリで曲がりは収まっていますし、クランクシャフトは前のブログでも書きましたが加工処理してるのか?
曲がっていませんでした・・・さすが?ホンダ💦
こちらはばらしたエンジンとミッションも含めたパーツ類です
軽自動車のエンジンなら畳2畳分で収まりますが、2,000CCのエンジンともなると4畳半近くスペースが必要ですね✋
シリンダブロックになります
シリンダー内は、傷などはなく良好な状態です
まず、ピストンの摩耗度を測定するのですが、20万キロ以上も走行してるのに・・・
ほとんど摩耗していませんでした!!
多分、見ていただいても一目瞭然かとは思いますが、スラッジやカーボンも無く、とても奇麗な状態!!
メンテをしっかりされていた賜物かと思います!!
問題なのは、シリンダーとピストンのクリアランスです!
全て測定したのですが、ほぼ限度内だったんですが、3番気筒のみギリギリでした!
ただし、標準値がありまして、隙間の標準は0.02mm~0.04mm!!
測定結果が、0.03mm~0.045mmだったので、もしクリアランスがここにバラバラだったとすると・・・
0.005mmから0.01mmの範囲で摩耗してる事になります!!
そう考えると20万キロ以上も走行して、この摩耗具合なので、計算上では後20万キロは行ける事になります!!
当初は、お客様と相談でオーバーサイズも視野でご相談させていただいたのですが、オーバーサイズは全て競技用しかなく、走行上そのままではお使いいただけない事も考え、今回はそのままピストンリング交換だけで作業を進める事になりました!!
ただ、摩耗の具合が計算上では持つとの予想ではありますが、未知の部分になるので確定は出来ません!!
作業は、部品が入ってくるまで保留となり、続きは後日アップになりますが、揃い次第、お伝えしたいと思います!!
余談ですが、ヴィヴィオの加工まだ終わらないかなぁー💦💦💦
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