三菱・パジェロミニH58系、エンジンオイル漏れ修理編その1(^^;
気温が異常な状態ですが、寒暖差は激しいと思いますので、コロナ、花粉と健康管理には気を付けたいですね!
さて、エンジンオイル漏れが酷く、修理代が掛るので困っていた車がご入庫となりました!
当店も、オイル漏れが酷い場合は、当たり前ですが工賃は高くなってしまうのですが、エンジンを載せ替えないと治らないとは、すごい整備工場がいるんだと驚きましたが、聞けば購入した中古車店のようで、どういった経緯で購入したのかは不明ですが、まずは漏れの具合を確認です!!
事前にご来店いただいた時に、大まかな漏れ具合は確認済みだったので、他に漏れが無いか確認のために、お預かり後すぐにバラし始めたことが、今後の事になるのですが、この時は状況的にカムカバーパッキン交換から順番にと思っておりました!!
冷却水を抜いています
まずは、カムカバーからのオイル漏れは外から判断出来るので、冷却水を抜き、タイミングベルトカバーを取外して確認します
要は、よくある事ですが、タイミングベルト交換しても(ウォーターポンプも含め)カムシャフトとクランクシャフトのオイルシールを交換する事が少ない為、もしかしての確認です
昨年に交換した際に、しっかりと交換してるみたいで、漏れは確認できなかったのですが、何故かフロント回りにオイル漏れ跡があり、しかもベルトで回転してるところに漏れが多いので、よくよく調べると・・・
犯人は、パワステポンプでした!
現在入ってるエンジンオイルと汚れ具合が似ていたので分かりづらかったのですが、周りがオイルでベタベタになっていたので納得です!
ここに関しては、お客様にご説明してリビルトで交換します!
後、気が付いたのはアイドルアップ用(エアコン)のソレノイドバキュームホースがオイル漏れのせいで、切れていましたので、こちらも交換です!!
後、三菱のあるあるですが、シリンダーヘッド裏のメクラ蓋(カム角センサーベース)のオーリングの劣化によるオイル漏れです!
ちなみに、ここは、過去にデスビ(デストリュビューター)が付いていた部分の名残りですが、未だに使いまわししてるために漏れの原因箇所でもあります!
どこのメーカーさんにもコスト削減箇所はありますので・・・👀💦💦
部品が来てないので、取外し後の状態です
こちらはアイドルアップ用のバキュームホースですが、汎用品で交換です!
カムカバーを取外した状態ですがプラグホールパッキンも劣化しておりました!
結構、見た目汚れているように見えますが、軽自動車としては優秀な汚れです!
どうしても無理が多いので、仕方がありませんが、軽自動車は、出来るだけ早めの交換をお勧めします!!
次に、パワステポンプ交換ですが、せっかくなのでギヤーボックスから汚れたパワステオイルを抜いています(見づらいですが)
タンクも外し、古いホースを交換するのとタンクも洗浄します
部品が揃ったので写真にしました!!
左から新しいホース類と洗浄したタンク、リビルトのパワステポンプ類、中央は不具合のパッキンとパワステポンプ類、右がカムカバーパッキンなどの新品部品とカムカバーです!!
最初は、カム角センサーベースの取付からです!
次にカムカバーを付けて行きますが、締めれば締めれるほど閉まってしまうタイプなので、ここはトルクレンチで管理します!
本日はここまでで次回へ続きますが、組付けた後、エンジン始動してとんでもないことが起きます👀✋
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