相変わらず、仕事に追われる店主です👀✋
さて、フルタイム4WDシステムには、必ず起きる事が多いトラブルなんですが、スバルさんではセンターデフが壊れるトラブル交換になります!!
毎回、ブログにはアップしてるので、今更説明する必要は無いのですが、改めてお伝えしながら作業を進めて行きます!
まずは、今でも存在してるパートタイム4WDを所有してる方は少ないと思いますが、スバルさんも初代の4WD車も同じくパートタイム方式を採用しており、必要な時に4WDに切り替える事で、悪路や雪道などにトラクションが4輪に駆動を伝える画期的な装置なんですが・・・
デメリットもあります!
まず、4輪が常に駆動するので燃費が悪くなる、またハンドルを切りすぎると「タイトコーナーブレーキング現象」が発生します!
今時の4WDはフルタイム制御が多く、センターデフを使うメーカーもあれば、LSDに近いプレートとディスクを使う事で制御してる場合もあり、上記のような現象が起きなくなっておりますが、古くなると出てしまいます!
ましてや、スバルさんの場合、センターデフにロック機能も設けたLSDと同じ方法を使って制御してる関係で、これが壊れる事で、パートタイムと同じ症状が現れます!!
この症状を改善するために、毎回ブログでアップしてるセンターデフ交換をしています!!
うんちくと余談失礼しますが、ここから本題に!

今回の交換車両!!

エンジンルーム写真をアップしますが・・・今回はこの辺はいじりません💦💦

まずは、いつもの作業なので、サクッと行きます

気になってるのは、リヤデフのオイル漏れ!!
この時は、気が付かなかったのですが、実は写真を拡大すると分かりますが、とんでもない状態になっていました!!

元に戻りますが、ミッション側のシフトレバーロッドのオイルシールから漏れています!
これは、大概センターデフ交換する車はほぼ漏れていますので、当社では高確率で交換です!
また、手前のジョイントがありますが、これもブッシュが減って損傷してる事も多いのですが、今回の作業では交換はしません

写真左は新品になります

ミッション本体側は、すでに綺麗に洗浄しました

外したカバーは綺麗に洗浄します

本来なら、結構汚れているのでミッション本体を外して洗浄したいところですが、当社ではミッション本体を外さないでセンターデフ交換する事で工賃を安く設定してる関係で、やむなく外した部分のみ洗浄をして対応しております!!

洗浄後
後は、元に戻す準備をしていきます

エンドのオイルシール交換後

センターデフ組付け中の作業ですが、シフトロッドのオイルシールも交換後になります

ちょっと、液体ガスケットが多く塗りすぎてあふれていますが、拭き取って対応!!

まず、リヤデフのオイル漏れがある事は、初めにお伝えしておりました!
センターデフ交換の際にプロペラシャフトは外すのですが、ありえない組付けがしていたので、最後にお伝えします!!
ちなみに、車種によってプロペラシャフトの取付ボルトの組み合わせが違うのはありますが、基本的にスバル、ニッサン系などは、ボルト側が付くようにしかつかない関係で、ボルト側にワッシャーが入る事は無く、無理に入れたとしても締付に無理が掛かり、損傷の恐れがありますが、まさに典型的状況です!!
無理くり(強引)に入れないと入らないのに強引に処理しています!!
この作業した整備工場では、整備主任者の最終チェックはしていないのでしょうね?
全く持って、基本も出来ていない整備です!
お客様には、事の状況を説明して、オイル漏れの主原因であるオイルシール交換ついでに新しいボルトナットに交換しますが・・・
まずは・・・

漏れてるオイルシールを交換します

交換後

コンパニオンフランジを正規の締付トルクで締め・・・

間違って組まれたせいで、ボルト類が損傷してしまったので新品へと交換します(写真下が新品)

こちらが、正規の組付け状態となります!!
普通に考えて、組付ける際に硬いと思うので、間違ってると気づくと思うのですが、整備士見習いが作業したんでしょうね!
これはこれで、間違って組付ける事に対して怒るつもりはありません!
何故起こるかと言うと、最終点検をする整備主任者がチェックしていない事が行けないのです!!
ただ、整備主任者が確認しても気づかなかったのであれば、ある意味整備士の資質が在るのかは疑問ですが・・・
余談が多いブログで失礼をいたしましたが、デフオイル、ミッションオイルを入れテスト走行後、問題が出なかったので完成となりました!
色々と変わった整備内容は見てはいますが、車が壊れなかっただけ良かったのかな?と思い、壊れる前に修理に入って来ただけで良かったとホットしています👀✋
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