本日は、初めてと言って良い秋晴れです!
夏が多い様に思いますが今年は暑いけど短かったような感じで、すぐにまた雨&曇り!
今年は、コロナもあるので、最悪な1年ですね!!
さて、部品自体が元々、生産廃止部品になってるクライスラージープ・ラングラー!
無いものねだりにはリスクが多く、一難去って一難と、店主も色んな車種の整備を携わってきましたが、まさかこんなにも酷いとはユメユメ思っておらず、こんな状況なら、初めから国内様に改造してしまった方が楽だったと後悔していますが、部品が出るなら必然的に優先度を考えると、このような状態になるのかな?と思いました!!
まずは、以前のブログの続きで、エバポレーターがダメだったので、交換するため室内のダッシュボードを外し、エアコンユニットを外したところまで進みました!
それで、こちらで部品を再注文しても良かったのですが金額的に高く、お客様ご自身で直接購入していただき、こちらで組付ける計画だったのですが・・・

届いた後にお客様がお持ちになったエバポレーターは写真左!!
まじか!!と思いました!
パイプのレイアウトが左右逆です???
これには、店主も笑うしか無く👀💧💧・・・何せ6月から作業を受けていたので、3か月もの月日が経っています!
すでに暑い夏は終わっていますから、まさかここまで長期作業になるとも考えていませんでしたし、今更何が起きても動揺する気にもなりませんでした!!
なので、どうしたら組付けが可能か?の考えに没頭してしまい、おかげさんで脳みそが活性化しましたよ!
頭はアルコールで染まっていたんで👀💢ボケ始めていた頭がまさに活性化させていただいた感じで、逆にありがとうございますですが!

新品のエバポレーターには、何も施工されていないのでスポンジで同じように組付けました!
この時は、まだ、このエバポレーターの作りの悪さに気づいてはいません

次に、ユニットを綺麗に洗浄しました

ここからは組付けになります

組付け完成です!
スポンジは、奇麗な個所は再利用してダメな部分や欠落したスポンジは新しく組付けました!!

後は、元に戻すだけです

ここで、エンジン側のパイプの取付に苦戦します!!
写真では詳しくアップしていませんが、まずパイプのレイアウトが違うので、矢印のアキュームレーター(レシーバータンク)の位置が変更になり、コンプレッサーからくるパイプはパイプをまげて修正出来るような状況では無いので、加工に出します!

次に困ったのは、エバポレーターの作りの悪さです!!
写真ではパイプがハマってる映像になっていますが、ここがハマりません!!
つまり、精度が悪く、ロックしないのです!!
しかも、写真右側のパイプ系がミリ単位ですが大きくつばになってる部分も広くなっていて、うまく付きません?
そこで、つば部分を少し削り、パイプ系が大きい部分には、厚めのオーリングパッキンへと交換するなど対応してようやく付きました!
ちなみに、この作業だけで半日使いましたよ・・・👀💢

参考ですが、外したエバポレーターのパイプ部分です!

ようやく取付できたんで、室内のダッシュボードを組付けて行きます!

作業してる間に、もう一度パイプを外注に出して(杉田ラジエーター工作所)戻ってきました!
写真右が元々のパイプで、左が加工改造したパイプホースになります!
アキュームレーター(レシーバータンク)のレイアウトが変わった事で、このパイプがどうしてもうまく取付できなくなり、苦肉の策ですがパイプ部分をホース(高圧ホース)化する事で、取付を容易にしました!!

分かりづらいですが、組付け完成です

無事に真空引きが出来、次の日に確認したら真空引きした状態だったので、ガスチャージします

この状態

ガスチャージ後

気温的に、あまり暑くはない日でしたので、少し冷えが甘いかなと思いますが、元々、オープンデッキ車両なので、この辺が限界なのかと思います👀💦
思えば、3か月も掛ってしまいましたが、部品の調達と加工(改造)に時間が掛かってしまったのが要因ですが、さすがに疲れまた・・・!!
最後に、気が付いたことが在ります!
高圧だと思っていた細いパイプが低圧側で、太い方のパイプが高圧だったのは驚きでした!
エアコンガスの流れが逆だったので、アメ車ってこういうシステムなのか?と思っていたんですが、実はパイプの太さが違うだけで、基本的なエアコンシステムは、日本車と何も変わっていなかったという事でした・・・チャンチャン👀💥
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