ダイハツ・ハイゼットS201系、修理後の不具合その2完成編(^^;
今日は連休明けになりますが、さわやかな1日になりました。
さて、連休明けで修理後の不具合原因作業の続きになります!!
原因になったシリンダーは写真右側の3番シリンダーです
お客様と相談の上、こちらに被は無いのですが、組付けた責任も考え、シリンダーブロック交換になりますが、当店の負担になります
まずは、ブロック交換になるので、ミッションに付いてるブロックを取外し、エンジンスタンドにセットした新品ブロックに組付けしていきます✋
新品ブロックです
まずは、再利用するクランクシャフトとジャーナルメタル(ベアリング)のクリアランスをプラスチゲージで確認して基準値内と分かりましたので、組付けて行きます
コンロッド、ピストンは再利用!!
ピストンリングは、新品へと交換します
今回は、クリアランスも新品になるので組付けミスも起きませんし、ましてや最初の組付けにもミスは無いので問題なく作業は続きます!
無事にピストンは組付け後、抵抗なく回転することを確認して元に戻していきます
シリンダーヘッド組付け
当たり前ですが、メタルガスケットですが再利用せず新品交換です
シリンダーとヘッドドッキング後です
タイミングチェーン組付け
元に戻しています
ミッションと組付けた後、エンジンオイルを入れて油圧を上げるためにこの状態でクランキングします!!
要は、車台に組付けた後にこの作業をすると大変に面倒なのでこの段階で作業します!
マニュアルの場合は、この状態で大丈夫ですがオートマミッション車の場合は、あらかじめATフルードを入れておき、オイルクーラーに行くホースを一時的にバイパスしてATフルードが漏れないようにして作業すれば楽です!
最近の車は、全般に1気筒に1コイルが当たり前になってますから、エンジンをオーバーホールする際は、どうしてもエンジンを始動する際に必ずオイルが循環しない事が起きますので、初期のかじり防止も含め、必ずしておきたい作業になります!
ただし、あくまで店主の主観です!
意味が無いと思う整備士さんのご意見が沢山いた場合は、店主も今後やりません!!
ようやく、ドッキング中です
修理後の、初期不良になりますので、写真はかなり端折っておりますので、ご了承くださいませ
エンジンハーネス組付け中
コンピューターに配線中
全てを元に戻してエンジンを掛け、テスト走行後もオイル上がりと下がりの確認をして完成となりました!
今回は、当社の整備ミスではありませんが、お客様のご負担は一切なしのお渡しになりました!!
今回、店主側が全て負担する形になりましたが、KFエンジンのピストンとシリンダーのクリアランスをこの段階で聞いた時に驚いてしまいました!!
元々、クリアランスが大きい事に店主は激怒し、偶然の結果でエンジンを修理しましたが、こんなエンジンがいまだに新車として販売されてる事実に驚きました!!
今後、ダイハツエンジン(OEM含め)であるKF型エンジンに関して、交換作業は致しますが修理(オーバーホール)と言う作業に関しては、一切受付を出来ない事を、この場を借りてお知らせさせていただきます!
早い話、エンジンが壊れてしまったら、新しい車に買い替えるか?エンジン自体を交換する(中古以外)しか?対応出来ないとの事です。
エンジン修理に長い間、関わって参りましたが、さすがに赤字になる作業はごめんなさい撤退せざる追えない事、ご了承くださいませ!
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