ダイハツ・ハイゼットS201系、修理後の不具合その1(^^;
テレビは、相変わらずコロナの報道が続きますが、車の修理業も少なからずボディブロー的にじわじわ来ています!
さて、コロナには何の関係も無いのですが今年、一発死んだ病のハイゼットのタイミングチェーンに変わったエンジンの修理をしたのは、ご記憶に新しいと思いますが、2千キロも走行した段階で、エンジンオイルが減ってしまうトラブルが発生いたしました!!
当初は、何故?と思ったのですが、店主いわく、バルブシールの組付けに不具合が起きたのかなー程度で思ってましたが、何度もエンジン組付けしており、重要な部品など、丁寧に組付けてはおりますが、店主も人間なんでミスったか?と、急ぎお預かりをいたしました!
他の予約作業もあるので、定休日を利用して分解します
エンジンを降ろして何ほども経っていないので、サクッとエンジンを降ろします!
ミスが無い事をは祈っていますが、降ろした方が早いかなと・・・👀✋
エンジンを降ろすのに2時間も掛からず取外し!!
降ろした後になります
まずは、原因を探すため、分解していきます
プラグを外して驚いたのは、3番のプラグがスラッジ(カーボン)が堆積していて、明らかに3番気筒がオイルを喰う原因だと判明
カムシャフトを外してバルブシールの具合を見るため分解していきます
カムシャフト取外し後
ここで、ヘッドを外さないで専用の治具を使おうと思ったら、プラグホールにエアーを入れる工具がありません💦💦
急ぎ取寄せ、無事に購入出来て外して確認出来たんですが、バルブシールの組付け不良ではありませんでした(良かった)
では、何が原因と思い、ヘッドを外してピストンを外したら・・・
ピストンリングが割れてるなら何となく納得するんですが、オイルリングが割れていました!!
店主も、経験不足かも知れませんが、オイルリングが割れるって・・・???
思いもしません!
普通、組付けミスなら、ピストンをシリンダーに組む際に、スムーズに上下するか?引っ掛かりは無く抵抗も無く動くかの確認を取りながら組付けて行くのですが、問題が無かっただけに店主的にショック!!
しかも、10万キロを超えたぐらいのエンジン!
シリンダーとピストンの隙間をチェックせずに組付けてしまったんですが、改めて測定したら、3番だけ限界になっていました!!
普通、そんなことってありえますか?
20万キロも走ったエンジンだったら「そうだね」で納得しますが10万キロ(12万キロ)ですよ!!
どんだけオイルメンテが悪かったのか???
色々と考えたのですが、そもそも、ピストンを外した時点でピストンリング類を交換しなかったのは店主のミスだったと考え、最善の方法をお客様に説明して修理することにいたしました(ただし、店主の組付けに問題があったとは思ってはおりません)!
今後の作業は、次回へと続きますがとりあえず、ピストンまで外してキズなどの確認したのにシリンダーとピストンのクリアランスを確認しなかった店主の責任は大きく、こちらが修理代を負担することにいたしました!
ちなみに、不具合の原因箇所になったシリンダーブロックと損傷したピストンリングを負担する形です、ガスケット類も含みますが、ピストンやメタル類、ヘッドなどは再利用になります!!
続く👀✋
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