ルノー・カングー、タイミングベルト、ウォーターポンプ、オイルシール交換編(^^;
天気が中々安定しないのはこの時期によくある事ではございますが、ここまで寒暖が激しいと健康管理が厳しいです!!
とは言っても、アルコール消毒してる店主にとって、よほどの菌が襲い掛からない限り・・・大丈夫かな👀💥
さて、おかげさまでルノー・カングーの整備をしていると、カングーオーナー様から作業のご依頼をいただけることになり、うれしい限りでおります!
今回は、タイミングベルト、ウォーターポンプ、オイルシール交換と日本車と変わらない整備内容ですが・・・お付き合いくださいませ!
偶然にも、エンジンを載せ替えたカラーと一緒ですが、全くの別のお客様になります!
冒頭でも書きましたが、国産と変わらぬ作業になりますが、少々違う部分もあるので、整備士の方でも作業がしやすい様にお伝えさせていただきます!
なお、プライベーターの方でも整備に自信がある方は参考になさってくださいませ
タイミングベルトとウォーターポンプだけの交換なら、写真の専用治具はいりません!
マーキングして交換すれば大丈夫ですが、オイルシール交換をする場合、カムプーリーとクランクタイミングギヤーを外すことになるので在った方が良いです!!
この特殊工具、以前の作業でもアップ説明してますが、アマゾンで購入純正工具よりは2万ほど安いです!
こちらは、圧縮上死点を固定する治具(特殊工具)
カムプーリー側の固定治具になります
要は、ピストンの圧縮上死点とカムシャフトの上死点を固定する工具です
何故?こんな工具を使うかと言うとですね・・・
こちらは、カムプーリーを外したカムシャフトですが、キー溝も全くない状態で、カムプーリーを付けてボルトで固定しないと、風車の様にクルクルと回ってしまいます
なので、専用の固定工具(専用治具)が必要になります、ちなみに写真はカムシャフトオイルーシール部分ですがニジミがありました!
クランクシャフトのタイミングギヤー取外し中です
このギヤーも同じくフリーですが、錆びていてプーラーを使わないと外れないことが多いです
外す前のオイルシール写真が無くいきなり交換作業中です!
純正のオイルシールだと白いプラスチックの筒状が入っています。
これは、シールをインサートするために付属してるツールになりますので、捨てずに写真の様に使うと失敗がありません!!
新品取付後のオイルシールです
もっと分かりやすくカムシールで!
手前が取付後で、奥が組付け作業中になります!
このツールはとても重宝するので必須です(純正なら必ず付属しています)
カムシール組付け後です
後はウォーターポンプ、タイミングベルトを組付けて元に戻していくだけですが・・・
タイミングベルトのテンショナーの張り調整に付いて
写真に①の矢印を写真下の切溝に合わせて組付ける内容になっています!!
ルノーの指定だともう少し下の方に直線の溝が別に見えるのですが、そこに近い方に合わせる指示のようですが、ベアリングに負担が掛かり異音の初期原因(いずれ消えます)になるそうなので矢印部分に合わせるのがベストだとの事です(日本のルノーディーラー)!
合わせ方は、ヘキサゴン部分にレンチで既定の箇所に調整後中央の部分は、エンジン側にあるスタットボルトにはめ込みナットで固定です!
説明が悪くてすみません
元の様に治具を固定してカムプーリーを締め付けます(角度締めです)
クランクシャフトプーリーボルトも同じく角度締めになります
角度締め付け後
最後に、カムシャフトエンド側のメクラ蓋を入れて完成となります
ウォーターポンプの件には触れていませんが、冷却水のエアー抜きは、蓋した部分と手前のパワステホースの間にヒーターホースがあるのですが、ここにエアー抜きバルブが付いています(大きめのマイナスドライバーで外せるような分かりやすいバルブになります)
締め付けトルクに関しては、後日にここに追加でアップして起きますので参考になさってくださいませ!
以上になりますが、コロナの問題もあって、大型連休になってもどこへも行けない店主ではございますが、明日から30日まで休み、3日より6日までお休みとなります!
ただし、1日、2日は営業していますが事実上、飛込での作業のご依頼などは不可能ですので、あらかじめご了承くださいませ!
また、仮に作業対応が出来ても5月21日以降からの対応になります!!
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願い申し上げます👀✋
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