ルノー・カングー、訳ありバルブ突き上げヘッドオーバーホール続編、原因編(^^;
実は、続編をアップする予定なんて微塵もありませんでしたが、不具合が発生いたしました!!
まさかの展開ですが、店主の作業ミスでは無く、2つの問題が出てしまいました👀✋
まずは、ファンベルト選択の問題と、2つ目は良かれと思ったベルトテンショナー部品を移植したのが原因!
事の発端は、今年に無事に完成してお渡ししたんですが、何故か?エンジンからキュルキュル音が出たとの事で、お客様曰く「エンジンが壊れる前にも同じような音が続けてしていた」との事!
店主としては、間違いなく確認してファンベルトを組んでいただけに納得がいかなかったのですが・・・
お客様にご来店いただき確認したら・・・
驚きました👀💧
何と、一コマ外側にずれていました???
納得できないので、もう一度元に戻して様子を見ていただくことにしたんですが、2週間後にまたお客様から音がするとの事でご入庫いただき確認すると、同じく外側に1コマずれています!!
これは、当初、エンジンを載せ替える際に、車検と一緒に交換した部品を勿体ないのでそのまま再利用したことに原因があるのか?と思い、後日入庫していただき、ファンベルトテンショナーを交換する事に・・・✋
ただ、これだけが原因では無かったのですが・・・
こちらは、元に戻ってる状態ですが、ファンベルトテンショナーの動きが変だったので交換するんですが、カングーのベルトは、元々6PKでは無く5PKです!
何故か?ニッサン部品に頼むと5PKでは無く6PKが出てきます!
写真左が元々のベルトであり、改めて取寄せた5PKベルトで、右はニッサン部品から最初に取り寄せたベルトです!
カングーは、基本写真左のベルトが正解なのですが、何故か?ニッサン部品は写真右で出てきました!
何度も「おかしい」と行ったのですが、このベルト(写真右)が出ると言うので取り付けたんですが・・・
新しく取り寄せた純正のテンショナーです(写真左)
写真下が新品で上が不具合品ですが、若干ですが曲がっています!
ただ、6PKだと言ってたニッサン部品ですが・・・
テンショナー側にベルトが当たっており、これは絶対におかしいと思いました!!
これが、二つの原因が重なった不具合です!
のちに、ニッサン部品のミスが一つ分かったのですが、テンショナーに関しては、タイミングベルト交換した業者さんの取り寄せたテンショナーの初期不良品だったのか?隙間がほとんどないカングーのスペースなので、交換作業の順番を間違えて強引に組付けた際に曲げてしまったのか?詳細については分かりません??
いずれにしても、ファンベルトが切れて運悪くエンジンが故障してしまった原因は、ベルトを元々ズレて組んだか?テンショナーの不具合でベルトがズレて壊れたのか?最初に言った通り、台風の影響等で異物が入って切れてしまい壊れたのかは?分かりませんが、少なくても異物が入っての損傷では無いと断言は出来るかなと思われます!
新品ベルトとテンショナー取付後です!
以前にもタイミングベルト交換時にファンベルト交換してるので、普通に戻ったって感じですかね!
こちらの方が分かりやすいと思いますが、プーリーはすべて6PK対応ですが、カングーは5PK対応!
多分ルノーの共通部品であり、車種によって5PKもしくは6PKのベルトに対応するように仕様を使いまわししているのだと思います!
パワステプーリー部分とテンショナーとアイドラプーリー部分ですが、これでテンショナー側にあたることは無くなりました!!
最後に、結局は、部品のチョイスミスと不良?のトラブルが重なった事が最大の要因ですが、これは、受けた店主の責任でもないですが、何故?このような事になったのか?摩訶不思議です。
偶然、すべてが重なってしまったと思ってはいますが、何はともあれ、お客様が安心してお乗りいただけるようになった事が一番うれしいかな!!
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