ルノー・カングー、訳ありバルブ突き上げヘッドオーバーホール編その1(^^;
今日は、少し暑かったですね!!
さて、10月中旬過ぎに訳ありでお預かりしたルノーカングー!!
店主も突然のお預かりだったので、すぐに作業が出来ない事は、お伝えしておりましたが、ようやく状況確認をしたのが11月はじめころです!
なので、リアルタイムではありませんが、訳ありが物語ってる通り、作業に着手するのにかなりの時間が掛かってしまいました!
事の詳細は、諸事情で書くことは控えますが、写真で大方の判断は可能かな?と思います(判る方には判ります)👀✋
では・・・
去年に1年点検をしたカングーですが、当社では車検と今回の訳あり作業はしていません!
まず、車の故障原因をお話すると、今年、車検整備とタイミングベルト交換をしていただいたそうですが、不幸にも風の強い台風時期に大きな音ともにエンジンを止めたら、そこからエンジンが掛からなくなったそうで、レッカーで車検をしていただいた整備工場にお預けしたそうです!
ところが、どういった事情かは説明出来ませんが、預けた工場様から1ヶ月後に当社で預かることになりました!
当社も、最初に言いましたが、すぐには対応出来ない旨を伝え、仕事の合間にようやく11月頭にエンジンが止まった原因を?最小限の分解で確認取りました・・・
普通にエンジンルーム上から見たら・・・ベルトが細い??
最近のファンベルトは、リブタイプ(Vベルトを細くしたのを何本か合体したタイプ?)が使われており、この型式のカングーは5PKタイプを使っていますが、カングーのエンジン側は6PKでも組めるように対応しています(外車のあるあるですね!)
クランクプーリー側は切れた残骸が一部残っていました
こちらが外したファンベルトですが、5PKなのに3PKにダイエットしていました💦
タイミングカバーを外した状態です
不幸にも切れたファンベルトの一部が外側に逃げずにタイミングギヤー側に巻き込んでしまい、ギヤーに巻き込んだせいで、タイミングがズレてしまいました!
ちなみに、矢印のキー溝が1番、4番の圧縮上死点になる場所(現在180度近く下に向いています)
この状態のまま、カム側を見ると
白いマークが見えると思いますが、多分交換した工場様で付けた印だと思います。
ちなみに、マークを上に合わせたら、ほぼ上死点位置でしたよ!
つまり、180度近くズレてることになるので、当然、エンジンは掛かりませんし、多分バルブはピストンと当たって曲がっていると思います(次回にアップします)
では、どうしてこうなったのでしょうか?
普通に考えたら、ベルトの端が切れることって、ベルト交換しないでそのまま使用してるとすだれ状態になって切れる事はあります!
でも、タイミングベルト交換した際にファンベルトも多分交換(新しかった)してると思うので、いくらなんでもよほどの不良ベルトでは無い限りありえません!
ただ、外部から異物が侵入して絡み、切れることはあるのですが、どうも不自然です??
巻き込まれた時にタイミングベルトカバーが損傷していました(写真下のプラスチックカバー)
これが、店主が不自然だと思うクランクプーリーです!
突然、異物が巻き込んだのであれば、一瞬の出来事で切れる事になるため、写真下の矢印部分が光ってる事ってあまりないような気がします?
しかも、写真上の矢印部分は4番目のリブベルト部分なので、通常の5PKタイプならもう1個上が錆びずに光っていないとおかしいのですが、何故か?錆びついています
ちなみに、最初に説明しましたが、クランクプーリーは6PK用ですが、この型式のカングーは5PKタイプのファンベルトを使用しています!!
異物が入って切れたのが原因との事なので、今回はお客様ご了承とご理解の元、当社で修理を進めることになりました!!
ただし、後に分かりますが外国車の部品は、目ン玉が飛び出るほど高いですね👀✋💦💦
続く
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