ルノー・カングー、訳ありバルブ突き上げヘッドオーバーホール編その3(^^;
本日は、弊社も仕事納めでして、掃除とか色々あって、午前中に工場を閉めさせていただきました。
来年2020年(令和2年)は、1月6日(月)より営業いたします(ブログも)。
さて、今年の年越しクルマは全部で3台ございまして、現在アップするルノー・カングーもその1台になります💦💦
まずは、物理的にエアコンのコンプレッサーのみ外さずに残すのは無理だと思い、ガスチャージ前提で回収機でガスを抜きます
ガスを抜いた後、リフトに移動してエンジンを降ろしていきます
フロントのバンバーは外しています
中古エンジンを載せるにあたって、必要な交換部品は全て揃っていたので、年内に完成させる予定で作業開始したのですが、この時は、まさかの追加作業が出るとは思ってもいませんでした!!
エアコンコンプレッサーが、いやらしい組付け方で、ディーラーの方は、ガスを抜かずに外せるのかと思いますが、店主には無理でした
後、左のドライブシャフトが固く、プーラーを使っても外せなかったのでアクスルごと外します
エアコンパイプを外してコンプレッサーのカプラーを外そうと矢印の部分を外したんですが・・・
カプラーではなく、マグネットクラッチに直付の配線だったので、途中で切ってギボシ端子を増設(写真中央付近)
これで、配線を外すことが可能となります(国産と違い、配線ごと降ろせない構造です)
無事にどかした配線です
いよいよ、降ろす準備が最終段階になり、最後はステアリングポストを外すだけになります(メンバーのボルトは別)
このカングー?
何故か、口型メンバーを使っているのにエンジンとミッションはボディ側にマウントが付いており、唯一メンバーにつながってるのはメンバー後方、中央部分にかろうじて抑えてるようなリンク1本だけです(これは、次回のブログで写真アップしますね)
単純に、強度のために付いてるメンバーかも知れません?
ルノーの良いところは、唯一ここでしょうか?
ステアリングポストがスプラインでは無く、四角いところにかぶせてボルトで止めるタイプ(説明がややこしくてすみません)!!
無事に車台と離脱
エンジンを無事にミッションから離脱
取り外したエンジン(腰下ですね)
後は、ヤフオクで買ったエンジンを載せられるようにタイミングベルトなどを組付けて元に戻すだけでした・・・?
ところが・・・
クラッチディスク、カバー側
同じく、クラッチディスク、フライホイール側
もうほとんどズルズルで、おそらく滑り始めていたんだと思いますが、お預かりした時は、エンジンが掛からない不動車でお預かりしたんで、クラッチがダメなのか?が判断出来ず、注文していません👀✌
当然、年末も最後のほうなんで当然、部品商並びにルノーディーラーは休み!!
結局、クラッチ交換が無ければ、年内納車が可能だったんですが、年をまたぐ事になってしまいました。
こればかりは、仕方がありません、店主の作業遅れと部品の納期が遅れたのも重なり、このような事になってしまいました。
お客様には、ご了解をいただいてはおりますが、代車をお貸ししているとは言え、お正月にご自身のお車が使えないのは、申し訳ないと感じております。
最後に、今年1年、色々な事が起きた年でしたが、ブログを見ていただき、またブログから修理のお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
来年は、店主も含め皆様にも、良いお年でありますように心よりお祈り申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました、良いお年を👀✋
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