« スバル・レガシィBL5、クラッチ関係交換編その2完成(^^; | トップページ | トヨタ・アリストJZS16◯系、ブレーキ不具合と千キロ点検不具合修理編その2完成(^^; »

2018年12月 4日 (火)

トヨタ・アリストJZS16◯系、ブレーキ不具合と千キロ点検不具合修理編その1(^^;

今日は、暑い1日で、木枯らしが吹かなかった11月だったのに12月になったら春一番並みの強風です

こんな事も地球さんにとっては、何万年もの間に何度か有ったでしょうが 1世紀も生きることがない少ない人間にとっては、何でもかんでも温暖化で済ませるのは、どうかなと思います

人類が温暖化ガスを出したって、もっと昔だって、他の作用で起きた事も決して無いとは言い切れないので、頭の固い(天才?)人間の勝手な言い訳ではないかと店主は個人的に思っています

隕石が落ちて、気象変化が起きたのなら、全てが全滅かも知れませんが、たかが人間の生活だけで、地球が滅亡するなら、大昔に生き物は存在してませんよ

冒頭から、余談のオンパレード失礼しますが、つい先だってエンジンオーバーホールしたアリストですが、エアクリーナーボックス(エアーエレメントが入る場所)にオイルが溜まるとのご連絡はいただいており、最初は、全く理由が解らず、タービン側の不良もしくは、オイル量を多めに入れてしまったので、逆流みたいなトラブルかと思っていて、慣らし後にお預かりするか?その前にお預かりするかで?でお客様に判断をさせたのですが、そのうちブレーキブースターに異常が発生し、急遽、千キロ点検も含めご入庫となりました

Dscn996801

まずは、ブレーキブースターの確認もそうですが、何故にエアクリーナーボックスにオイルが貯まるかの原因を修理して行きます

Dscn993601
オイルは拭いたのですがまだ残存が残ってる状態

まずは、ブローバイホース側を外してオイルが吹き出すかチェックしましたが、こちらはエンジンオーバーホールしてるので、出るどころか、ほぼ圧縮漏れとなるガスは出ません

と言う事は、考えられる状況だとタービン(ターボチャージャー)側の不具合ですが、オーバーホール前にタービン側からオイルの吹き出しは無かったので、多分、店主の組付けミスが濃厚と判断

まずは、タービンにオイルを供給する部分を外して確認を取りました

Dscn994501
矢印が疑惑のオイルライン

フロントパイプ(エキゾースト)を外し、プライマリーとセコンダリーを制御するバルブを外してオイルラインを外す準備が出来ました

Dscn994701
まずは、プライマリー側を外して確認したら・・・以上はありませんでした

Dscn994901
これがオイルラインのパッキンです

ガスケット自体は、取り付けるように組める状態になっていますが、フランジ側自体は、逆でも組めるのです

普通、プライマリー側、セコンダリー側、同じ方向だと思うじゃないですか

でも、逆になってるんですよね・・・よくよく考えれば間違うことは無いのですが、矢印したオイルラインが逆なんですよね

早い話、タービンを排気側を真ん中に持ってきたことで、鏡状態になるため、全てが逆向きになるのです・・・うかつでした

Dscn995101
セコンダリー側を外したら・・・ガスケットが逆に付いてました

これでは、高圧側のオイルがリターン側に入ってしまうし、リターン側も戻りが狭くなるから、オイルがコンプレッサー側に溢れていくのは目に見えて解る状態です

お客様には、事の内容を説明し、店主のミスをお詫びいたしました

ほんとに申し訳ないことをいたしましたが、運が良かったのは、慣らし途中だったから、オイルがエンジン内部に入るのが少なかった点

もし、慣らし後に全開してたら、マフラーから煙モクモクでした

こちらは、インテークパイプラインを外して洗浄しましたが、タービンコンプレッサー側は洗浄しきれなかったので、若干残って残量が吹き出す状況でしたが、テスト走行時には、ほぼ解消していたので、治りましたが

店主のミスは、深く反省するとともに今後、ミスが内容に対処したいと思いましたm(_ _)m

次は、ブレーキブースターの不具合です

Dscn003301
昔から有るバキューム式ではなくて、油圧タイプのブースター(倍力装置)

エンジンのオーバーホールには全く関係ないトラブルですが、エンジンを載せてテスト走行した時に、ブースター側から頻繁に異常な異音が出ていたので、気になっていて、お客様にも説明したところ、ご存知だったようですが、後に千キロ点検の際にマスターシリンダーをオーバーホールする事に話はしておりましたが、まさかの急遽トラブルでご入庫です

Dscn003601
ちなみにABSリレーも一緒に交換します

Dscn004701
自己診断での状態(ブースター部分、黒く白抜きした箇所)はOK

今どきの車は、前にチェックランプが点灯した後、消えても履歴が残りますが、この当時のエンジンは、完全に壊れない限り、治ってしまうと履歴が残らないので・・・

Dscn004901
当然ですが・・・こう言う状態になります

何度か、確認してようやく症状が確認できたんですが、写真撮り忘れ

いずれにしても、ブースター交換をして欲しいとのことで、トヨタに発注を依頼する事になったのですが、後期型のブースターの方が制動力が良いとのことで後期用を発注

ちなみに、マスターシリンダーに付いてるオイルプレッシャースイッチが前期と後期ではカプラーが違うので、一緒に変換作業をして欲しいとのことで、カプラーも注文

今年、ブースターが生産廃止と言われた記憶が有るのですが、今は前期のブースターは在庫あり 後期は当店で注文したので現在、在庫無しかと思います

ちなみにアッセンブリーで税抜き20万諭吉よりちょっとだけ下の値段です

写真が少なくてすみませんが、次回は完成編になります

« スバル・レガシィBL5、クラッチ関係交換編その2完成(^^; | トップページ | トヨタ・アリストJZS16◯系、ブレーキ不具合と千キロ点検不具合修理編その2完成(^^; »

車、整備」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« スバル・レガシィBL5、クラッチ関係交換編その2完成(^^; | トップページ | トヨタ・アリストJZS16◯系、ブレーキ不具合と千キロ点検不具合修理編その2完成(^^; »

フォト

ナリタ オートサービス

  • ナリタオートサービス

    バナーをクリックすると当店のホームページです(^^v
    コツコツですが更新とプチリニューアルしています(^^;

    定休日は毎週水曜日、第2、4火曜日、祝祭日、時々臨時休業しますので、あらかじめHPより日程をご確認くださいませ。
    また当店は、完全予約制となっております。
    作業内容によってはすぐに対応出来ませんので、あらかじめご了承くださいませ!
    最後に、当店の休日は基本ブログをお休みしています(^^


  • お問合せ


    こちらからでもお問い合わせ出来ます、バナーをクリック(^^V


  • 岩下モータース
    静岡県にある、老舗整備工場になります。
    弊社とリンクしておりますので、よろしければブログも定期的に更新しておりますので、興味のある方はよろしくお願い申し上げます。
2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

最近のコメント

ウェブページ

無料ブログはココログ