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2018年10月

2018年10月30日 (火)

ニッサン・スカイラインR31系ワゴン、オートマからマニュアルへ改造編その2(^^;

2ヶ月間、部品が全く無い状態(ほぼ生産中止)なので、どのパーツが使えるかなど、探すに探して、どの部品が合うか色々と時間が掛かってしまいましたが、データを集めて行くうちに、オークションなどで販売してる部品を落札したりで、ようやく先が見えて来たので、途中経過ですがアップします

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忘れてると思うので今一度アップ

まず、一番の問題は、クラッチカバーやディスクを取り付けるフライホイールです

すでにメーカー側は生産中止

S13シルビア系のツインカムエンジン用は有るのですが、何故かスカイラインワゴンのフライホイール穴は6穴でシルビアの8穴と違っていて、大きさ的には合うのですが取り付けできません

加工も考えたんですが、強度問題が有るため、ワンオフ制作も考えましたが現実的な金額では無いため、暗礁に乗り上げてしまいました

ところが、光は見えてくるもので、お客様がエンジン本体とフライホイールごとオークションで売ってるのを見つけて、即落札したんですが・・・

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S12シルビア用、NAエンジンシングルキャブ用フライホイール

とりあえず、見つかったと安心したものの、ワゴン用のクラッチディスクとサイズが違うことに・・・またまた唖然

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ワゴンの標準サイズは225ミリ

ところが、シルビアS12は、シングルカム、ツインカム、ツインカムターボと同じCAエンジンでも種類があり、シングルカムのキャブ仕様に付いては、一番小さい200ミリのクラッチディスクが使われていて、合いません

急遽、日産部品に聞くと200ミリ用のカバーは有るがディスクは廃盤とのこと

またしても作業が頓挫するのかと思ったのですが、社外部品でありました

しかも、たった2個だけ在庫ありで、速攻でオーダー

ちなみに1万未満(税抜き)

安いなと思ったのは、ヤフオクで1.5倍以上で売ってる方がいたので

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お客様がご用意したパーツ類です

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次は、スピードメータードリブンギヤー

オートマのドリブンが使えると思ったら、マニュアルと違うんですね

同じにしてよニッサン様

偶然ですが、お客様が違うニッサンのミッションを持っていたため、事なきを得ましたが

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仮止めですが、ミッションマウントまで取り付けた状態

綺麗にマウントもドンピシャで取り付けできました

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角度も変えて

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エンジンルームから見るとこんな感じです(仮付状態)

直列6気筒エンジンが載る設定のニッサン車両にあるあるですが、4気筒車は作業性が良いですね

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4気筒は、シフトレバーが前に行くので、オフセットさせないとシフトチェンジが出来なさそうです

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プロペラシャフト仮付後

プロペラシャフトがどうしても見つからなかったので、二個一化しました

不思議だったのは、普通、オートマからマニュアルに変更する場合、プロペラシャフトの長さが極端に変わるのですが、スカイラインワゴンの場合、オートマよりマニュアル車の方が20ミリ短いのです

つまり、オートマのプロペラシャフトを短くして、マニュアルのプロペラシャフトフランジを入れ替えることで取り付けが可能となりました(上の写真)

どこかの専門ショップから中古を買うと加工の3倍の値段で購入しないと行けないので、安く付いて良かったです

やっと、光が見えて来始めたので、クラッチ部品が届けば、正式に組み付けを完了するのとチェンジレバー(シフトレバー)の加工が出来次第、陸運局に書類を提出して正規の合法車両に一歩近づきます

こっちも長かったのですが、今預かってるコスモスポーツも早く治って欲しい

2018年10月29日 (月)

スバル・レガシィBH5系、車検整備、タイミングベルト交換編(^^;

少し、腰をかがめて仕事するのを控えているせいか、腰の痛みがだいぶ和らいだ店主です

ただ、作業的にかがまない作業は少ないので、最悪注射をしてもらうしか無いでしょうな

ただ・・・一度注射するとねぇー

さて、店主ごとですみません、本日は、アクシデントが多くてリアルタイムでは無い作業をアップさせていただきます

当店では、修理や車検などで、ご来店頂いているレガシィBH5

今回は、いつもの車検整備と2回目のタイミングベルト、ウォーターポンプ、オイルシール交換作業を

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まずは、リフトが空いてないので、タイミングベルト交換から

実は、オイルシール交換をする際にカムシールは専用のツールが無いと交換できないため(最近は他でも入手出来ますが)、スバルから直接借りたので、変換期日が有るせいで、急遽、この状態で作業をしますって、普通の工場でも、こんな感じで作業してるところも有ると思いますが・・・

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作業前のエンジンルーム

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ラジエータ、タイミングカバー取り外し後

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ラジエータホースがご臨終になっていました

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外す前のカムプーリーす(左バンク側)

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外す前のカムプーリです(右バンク側)

作業していていつも思うことなんですが、なんで1個だけ金属で、残りはプラスチックプーリー何でしょう摩訶不思議な水平対向エンジンです

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外す前のクランクカムプーリです

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カムプーリを外した左バンク

若干ですが(写真では見づらいですが)オイルにじみが有るのでオイルシールを交換します

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外したタイミングベルト、ベアリング、カムプーリなどです

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ウォーターポンプ取り外し後

一緒にバイパスホースが2本、ポンプに入っているので、こちらも交換するため、タイミングバックプレートを外しました

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新品のウォーターポンプ

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ここからは、逆の手順で組み上げていきます

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ここまで組み上げました

だいぶ、腰が・・・

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一緒に、プラグも交換します

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ラジエータを組付け、冷却水を入れ、エアー抜き作業に入ります

一通り、作業も完了して、冷却水のエアー抜きも終わり、リフトも空いたので、通常の車検整備へと進みます

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左のステアリングブーツが切れています

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リヤドライブシャフトの内側ブーツが切れています

ブーツ類は、切れてると継続検査は受かりませんので交換しますが、スバルは、ドライブシャフトブーツの切れる場所が他社メーカーさんとは異なるので、驚かされますね

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ステアリングブーツ、アフターです

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リヤドライブシャフト、アフターです(今回は分割タイプを選択しました

最後は、車検には関係ないのですが、チェンジレバーの位置がどこなのかわからない病の修理です

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トランスミッション側のユニバーサルジョイント部分です

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写真左が新品ですが、青い部分がブッシュで、ここが壊れるとシフト位置が分かりづらくなります

突然、ブッシュが壊れて起きる症状なので、ある意味、定期的に交換する必要が有るのかも知れませんが、直しておいても高い部品では無いので、気になってる方は直して損は無いかと・・・

2018年10月28日 (日)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その15完成です?(^^;

無事に完成に至ったアリストですが、前回のブログでもお伝えしましたが、細かい部品が届いていません

まずは、順を追って作業記録を

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エアコン・コンプレッサー、パワーステアリングポンプを組付けます

ホントなら、この辺もすでに組付けていないとおかしいのですが、ノックセンサーのカプラーが奥に隠れていて交換しないと先に進まないので部品が来るまで中断していました

ちなみにノックセンサーは、フロント側とリヤ側に各1個づつあり、両方共壊れてしまったのですが、最後の最後にもう1個が壊れてしまい、後になってしまいました

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昨日、お伝えしたイグナイターカプラーです

こちらも無事に交換完了です

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後は、エンジンスタートに向け、インテークホース類を組付けて行きます

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最後の儀式に向けて油脂類を入れています

最後の儀式とは、プラグを付けない状態でセルモータを回してエンジンオイルをメタルなど潤滑に必要なところに供給することで初期のかじり防止になるために行います・・・

でも、ワコーズのかじり防止用のペーストを塗ってるのでこれをする理由が有るのか疑問ですが用心には用心ですから、やって悪いことは無いですが、バッテリーに負担は掛かるので、負担軽減でもう1個バッテリーをつないで置くと良いですね

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こんな感じで

さて、プラグとイグニッションコイル、プラグコードを取付け、いよいよエンジン始動です

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無事にエンジンが掛かりました

始動も、すぐに掛かり良かったぁー

冷却水のエアー抜き、オートマオイルの抜けた分の補充、エンジンオイルの量の確認と水漏れ、オイル漏れ、締め忘れなどをチェックして一晩置いた本日、テスト走行し、最終チェック後、問題ないことが解り、改めまして完成となりました

まだ、細かい部品は届いていませんが、後からでも交換できる部品なので、お客様とご確認の上、後で交換することになりました

修理代の明細が終わり次第、お引渡しとなります

最後に、エンジンオーバーホールに関しては、分解後の測定結果の見積もり、部品の供給の時間、作業中に交換が出る部品並びに加工作業など、様々な理由もございますし、なんと言っても、この作業だけ集中して出来ないお店側の事情もあって、どうしても早くて2ヶ月遅ければ3ヶ月もしくはそれ以上掛かってしまいます

オーバーホールをご希望のお客様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、事情に関してはご理解ご了承いただけますと幸いでございますm(_ _)m

2018年10月27日 (土)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その14完成間近(^^;

今日は、蒸し暑い1日なりました

催促しても中々届かない事にイラっとしてる店主です

さて、ボディへとドッキングから

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ドッキング作業中

エンジンを降ろす時もそうでしたが、ボンネットは外さないで作業します(裏技です

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毎度ですが、位置決めが大変

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エンジンマウントを固定中です

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左右で2個づつありまして固定中です

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固定が完了したらメクラブタを付けて完了です

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ドライブプレート取付け

要は、マニュアル車だとフライホイールになります

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お次は、オートマミッションを乗せるのですが・・・

オイル漏れしてるのですが、最近、オートマミッションのオイルパンを外してフィルターなどを交換し液体パッキンで組付けた後の状態なのですが、どうやらオイルパン側からの漏れでは無く、レンジ位置を変えるロッドのオイルシールからの漏れと解り、オイルシールを交換します

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インヒビタースイッチ(扇形の部分)を外すとあります

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掃除して、インヒビタースイッチを外した状態です

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かわいいですがオイルシールです

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交換後です

ところが、同じオイルシールを使っているのは、反対側にも有ることが解り、急遽、再注文です

トヨタって気が利かないですよね

コンピュータで調べると2個使われてるとデーターで出るのに何も質問してきません

ぬけさくですよ全く・・・ 仕方なく載せるのを1日遅れます

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反対側です

なんせ、ブラックボックスに近いオートマミッションは、メーカーによって外見の作りが違うので困ります

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日付が変わり、反対側のオイルシールも無事交換しました

さて、エンジンとドッキングします

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ドッキング中

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無事、ドッキング完了

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トルクコンバーターとドライブプレートを取付中

昔の話ですがって、思い出のように何度も書きますが

若い頃、仕事の上達が早い同期がいたんですが、ドライブプレートとトルコンをボルトで固定するを忘れて、前にも後ろにも進まない事件を思いだしますよ

余談失礼

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セルモータ取付

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プロペラシャフトも取付後

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一番面倒なオイルクーラー用パイプも無事に取付完了

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エキゾーストのフロントパイプ類も取付けて下回りは、ほぼ完成になります

次回は、いよいよエンジン始動へと続きますが、この時点で未だに届かない部品を

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届いてないカプラー(写真右側の圧力センサー)

ちなみに左の白いカプラーは交換済みです

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イグナイターのカプラーです(ここは取付時に爪が割れてしまいました

こちらは、本日届いて交換済みです

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こちらもメーカー欠品ホースです(ちなみに1個のみ)

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ターボアクチェータのホースです

これも、届いてない最後のホース部品です

ホース類はすべて新品に交換してますが唯一、この2本だけ再利用です

別に上記の部品が再利用でもエンジン始動には、なんの問題は無いんですけどね

続く・・・

2018年10月26日 (金)

ホンダ・ステップワゴンRF系、ハブベアリング、ドアロックアクチェータ他交換、修理編(^^;

トヨタ部品には、さすがにうんざりしてる店主

まとめて注文してるのに1個づつ、ちまちまと届きますし、同じ部品番号を頼んでいるのに3日も待たないと来ない

どんだけ、電装部品パーツが遅いんですか?????????????

ピストンだって1週間に1個づつですよ(ちょっとオーバーに言ってます)

本日と言うより、昨日の時点でエンジンに火を入れられたんですが、明日に持ち越しです

さて、アリストは後日アップするとして本日のお題を・・・

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車検など定期的に修理にお越しのステップワゴン様です

まずは簡単なラジエータ、リザーブタンク交換から

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キャップ部分が割れてしまったので、一緒に交換しましたが・・・

ホンダは、変なところがバラバラで部品が出るので、注文忘れに注意が必要です

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新品取付後

次は、アクチェータ交換編です

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スライドドア内張りを外した状態

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写真中央下の黒く写ってる部分がアクチェータですが、ロック機構ごと外さないと交換できない様になっています

この辺は、さすがホンダです

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ドアロックシステムの中心部制御システムの中枢と言ったほうが正解でしょう

こいつを外すのにエライ苦労しましたよさすがホンダです

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ドアロック中枢より、アクチェータのみ外して新品を付けていきます

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取付後

少し、作業を端折って次へと進めさせていただきます

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ちなみに完成後です

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次は、ハブベアリング交換です

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作業中、タイロッドエンドブーツが破れていたので、急遽こちらも交換します

どのみち、外す作業だし、ブーツもカシメで抑えているだけなんでサービス作業になりますが

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無事にナックルを外した後

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ここから、分解してハブベアリングを交換します

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ハブカラー取り外し中

コンパニオンフランジアクスルを外すとハブベアリングのカラーがスプラインに残るので外しときます

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ハブベアリング抜き取り中

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すべて抜き取り完了

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新品ベアリング組付け中

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バックプレートを取付け、最後の仕上げであるフランジを組付けます

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組付け中’バックプレートの組忘れにはご注意を

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完成です

後は、元に戻していきます

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戻してる途中でタイロッドエンドブーツを交換します

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今回は、ブーツ取り付け用の専用ツールで組付けます

いつもは、大きなボックスを使ってブーツを組付けてましたが、失敗すると破けるトラブルがあったので、この専用ツールは嬉しい工具です

あくまで、圧入タイプ専用なので、バンドで固定するブーツには意味はありませんけど・・・

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綺麗にした後、グリスを塗ってブーツを組みます

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ハンマーで叩いて完成です

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完成です

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左右で写真が代わりすみませんが取付後です

後は、元に戻してテスト走行後、問題が無かったので、完成となりました

ちなみに、エンジンオイル交換もしています

次回は、やっとアリストの完成がお伝え出来ればと思いますが、まだ3点ほどカプラーとホースが来てないので、最悪、一度納車して、慣らし運転後に一度点検をしたいと思っていますので、その時にでもお取替えが出来ればと思っていますが、明日に届くかな・・・

2018年10月25日 (木)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その13(^^;

冒頭からまたまた失礼します

実は、とうとう腰の痛みが酷くなりまして、定休日だった昨日に病院に行って参りました

結果的に椎間板ヘルニアでは無かったので安心しましたが

要は、腰をかがめて作業したのが続いたせいで、ロートルの体に負担が掛かってしまい、背骨が変形し、背骨の筋肉が炎症してしまいました

しばらくは、無理な作業が出来なくなりましたが、腰をかがめなければ大丈夫なんで、仕事は出来ますのでご心配なく

さて、店主ごとの余談ですみませんm(_ _)m本題へと

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古いカプラーを外して、新しいカプラーへと移設して行きます

しかし、外した時のカプラーの数より、取付けた時にも壊れてしまい、結局、追加追加のカプラー交換になりました

しかも、この場所のカプラーと明確にトヨタ共販に言うのですが、どこのカプラーか解らないの回答が来てしまい、説明するのが大変プラス頭悪いのが多いトヨタと思ってしまった(整備経験が有るスタッフを入れて欲しい)

コンピュータ時代の若者だから、すべてが解る訳では無いのだから

メーカーもそうですが、古い人間をいつまでも現場に置きたくないのは理解しますが、人はそれぞれ、出来る職場(部署)が有ると思うので、トータルで出来る様に変えることは決して駄目ではありませんが、部品に長けてる人間がいないと結局困るのはメーカーなので、少しは考えて欲しいですよ

すぐ届く部品や在庫が有るのに、部品が解らないで時間がかかり、困るのは私達整備士もそうですが、一番はお客様です

余談連発ですね

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こちらは、オートマのインヒビター用、カプラーです

交換したどのカプラーもそうですが、硬化していて、簡単に割れてしまう状態でした

ホントなら、全部のカプラーを交換したいくらいですが、壊れていないのに交換するのは、予算的に厳しいので辞めときます。

ちなみにエンジン関係だけで、40個以上ありますから、単純に1個5百円とすると単純に2万円になりますから、他に掛かってる金額も考えると簡単に交換とは行きません

とは言っても他にも壊れてるカプラーも有るので、ちょっと金額が増えそうですが

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入れ替え交換中

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ここまで作業が進んでいます

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スロットルボディ取付後

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リヤ側はこんな状態です

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角度を変えて

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プラグとコイルは付けていないので、プラグカバー(青色)は載せただけです

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さて、エンジンを乗せる準備がほぼ出来たので、車台をリフトに載せました

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2ヶ月ぶりのエンジンルームです

取り急ぎ、他にサビが出てるパーツのサビ除去と塗装をします

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パワステプーリーとパワステステーを塗装中

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エンジンを乗せる前に、新たに届いたカプラーを入れ替えるのですが・・・

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こちらはのカプラーはまだ届きません

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こちらは、共販のミスでメーカー欠品のため、まだ届いていません

パーツリストに○して注文をお願いしてるのに忘れるんですよ・・・

また、千葉トヨタ共販の社長に文句を言う理由が出来ましたよ

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とりあえず、後から交換できる作業を残し、エンジンを載せて行きます

と・・・本日はここまでになりますが、実際はエンジンを載せております

次回は、エンジンとミッション(オートマ)を載せてエンジン始動までアップ出来ればと思います

リフトだと、腰をかがめなくて良いから腰に負担が少なくて楽ですね

2018年10月23日 (火)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その12(^^;

女心と秋の空と言いますが本日はあいにくの天気で、気温も天気予報より寒かった1日でした

さて、お預かりしてから2ヶ月以上が経ってしまったアリスト

予想外に押してるお車もあって、作業が進まず、部品の調達もすべてが上手く揃う訳でもないし、作業中に壊れるパーツも出たりで、当初先週には予定通り完成するはずだったのですが、何故か5日も押してる状況と頼んだ部品が来てないとかオーバーホールガスケットキットに入ってるはずのパッキンやガスケットが無いプラスのダブって部品があり、余ってしまうなど、ありえない状況が重なり今に至っております

普通に店主が早く作業しなかったのが根本原因ですが、オーバーホールだけを集中して出来ない事情も是非、ご理解をいただけると幸いです

余談ですみませんでしたが、カムカバーの塗装から・・・

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プラサフを塗った後、サンドペーパーで段差を無くします

この他にも、塗装が剥がれたパーツは、再塗装しています

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本塗装中

この後、クリアー塗装して完成となります

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クランクプーリーも塗装

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塗装を乾かしてる間に、エンジン組付けて行きますが、カムセンサーとクランクセンサーです

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クランクセンサー取付後

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カムセンサー取付後

外すのが面倒で、不具合の起こりやすいセンサーは、優先的に交換したかったので、予算の許す範囲で交換させていただきました

センサーって安い部品では無いので

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オイル関係を組付けていきます、可変バルタイ用のバイバスオイルパイプです

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一緒に写ってルノがオイルクーラー部分です(水冷式)

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オイルエレメントのアダプターごと外したんで気が付かなかったのですが、オイルクーラーのパッキンが歪んで変形してました

これじゃーオイル漏れしててもおかしくないのですが、耐えていたんですね驚きです

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最近、タイミングベルト交換してるのでベアリング、ウォーターポンプ類は再利用しましたが、ベルトは交換しました

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次は、ターボチャージャー側の排気系を組んでいきます

排気系に関しては、再利用出来そうなボルトとスタットボルトは、全て新品に交換します

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タービン、組付け中

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角度を変えて

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こちらも違う角度から・・・

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次は、インテーク側を組付けて行きます

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後で気づくんですが、オイルクーラーを付ける前にエンジンマウントを付けないと大変な事になります

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次は、燃料系です

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インジェクターとデリバリーについてるゴムパッキンをすべて新品へと交換して組付けます

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遮熱板を塗装中

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エキゾースト側のステーを塗装中

いっぺんにまとめて塗装編にすれば良いのですが、作業の流れ上、ご勘弁くださいませ

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だいぶ組み上がって来ました

ちなみに、塗装した部分は、見えない箇所や見えるんだけど後から画像で出て来ますのでご了承くださいませ

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遮熱板取付後

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カムカバーも取付けました

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インテークのサージタンク、取付中

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角度を変えて

本日は、ここまでになりますが、次回はエンジンをボディに載せていきます

しかし、外す時はカプラーの爪から綺麗に外れたんですが、組み付ける時に爪が割れて外れてしまい、カプラーのみ再注文しました

多分、乗せる前に届くと思いますが、最悪載せてからでも作業できるので先に乗せるかもですね

2018年10月22日 (月)

スズキ・エブリィワゴンDA64W、エアコン修理編、その2完成(^^;

本日も晴天

涼しくて天気が良いのは最高ですね・・・ただし、乾燥気味なんで静電気が出始めましたが

さて、後半になります・・・2回で完結する場合は、前編後編にすれば良かったですねちょっと検討しよう

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エアコンユニット内のエバポレータ、写真右が外したエバポで左は新品です

当初、分解したら漏れが無くて、店主的に焦ってしまったんですが・・・

スポンジで隠してるところを剥がして確認したら、やはり漏れていました

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普通に撮った写真ですが、矢印部分に漏れ後が・・・

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ブラックライトで最終確認した写真です

リークテスターと店主の鼻の嗅覚で確信はしていましたが、外した時は外見上、全く漏れた後が無かったので、まさかのミスだと思いましたが、隠れてる部分に漏れがあったので、間違っていなかったと、安心しましたよ

原因が、確定といいますか確実なことが判ったので、新品を組付けて行きます

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途中の写真がありませんが、組付け完了(ユニット)

メーカーも、まさか漏れるとは思っていなかったのか

ちょー面倒な作りでして、当然ですが工賃が半端ないほど高いです

ダッシュ盤自体は、今どきの作りで簡単だったのですが、まさかのユニット分解にかなり苦戦しましたので、メーカー推奨の工賃も間違ってはいないんですね

余談になりましたが、後は逆の順番で組付けますが、ユニットを組んだ時点で、真空引きをして、組付けて行きますが・・・

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ガスを入れる部分のバルブを交換します

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取付後のバルブ部分

ここは、ガスの低圧と高圧をチェックするとともに、ガスを入れたりする箇所です

タイヤの虫ゴムと原理は一緒なので、ここからガス漏れする場合もありますから、必ず交換はしたい箇所ですね(外国車は難しい場合あり)

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真空引き中

ユニット本体と、一緒に交換したエキスパンションバルブ、レシーバタンクを交換後に取付けてしまえば、他に交換する事が無いので、室内のダッシュ盤を組んでる間に真空引きします

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すでにダッシュ盤とステアリングコラムを組付けています

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ステアリングコラム周辺の配線などを組付け中

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ステアリングコラムを組み付けし、最後のオーディオ(ナビ)類の取付けに入ります

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エアコンガスを入れて、温度を確認中

もうすでに組付けてしまいまして、ガスを入れて、温度計でチェック中になります

逆の手順で元に戻す作業なので、端折らせていただきました

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最終チェック後、完成となりました。

最後に、本日の工場内気温、22度エアコンマックスで約7度

軽自動車でこの気温差は問題ないレベルと思います

しかし、エアコン修理が、今頃に作業する事になってしまった店主

少々反省するとともに、ここまでお待ちいただきましたお客様にも感謝申し上げますm(_ _)m

2018年10月21日 (日)

スズキ・エブリィワゴンDA64W、エアコン修理編、その1(^^;

本日は、久しぶりの晴天

気温も低めなので、過ごしやすい季節になりました

そんな中、季節的にずれてはいますがエアコン修理編を

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まずは、ガスの有無を確認中

ガスは、ほぼ入っていませんでしたので、どこから漏れているかを確認するため、ガス漏れ検知液と検査用のガスを入れて、エアコンを付けっぱなしで、しばらく放置します

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コンプレッサーを回せるだけのガスで十分なので、圧力は低いです

明らかにガス漏れが酷いとあまり放置しなくても原因が判明するのですが、漏れが微量だとすぐには判らないのですが、室内から微量にエアコンガスの独特な臭いがするので、間違いないとは思いますが、時間を置いて確認します

結局、ガス漏れテスターなども使い、調べた結果、室内のエアコンユニットより、ガスが漏れていると判定

お客様に、ご説明をして了解を経て部品が来るのを待ちます(ここまではリアルタイムではありません)

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部品が届いたので、作業を始めます

まずは、室内のエバポレータ交換なのですが、次いでにレシーバータンクとエキスパンションバルブも同時に交換します

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矢印がレシーバータンク

エンジンで言うとオイルフィルターみたいなものだと思っていただけると・・・

正確には、乾燥剤と細かいゴミを除去するところです

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ここが、エキスパンションバルブ

昔は、室内ユニットに入っていましたが、最近は、見えるところに付いてるので、作業が楽になりました

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写真左が外したレシーバータンクで右が新品です

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交換後です

次は、室内へと作業を進めます

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作業準備中

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だいぶ進んで、ステアリングポストごと外してます

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面倒な後付ナビの配線処理中

サービスマニュアルは、カプラーとアース線を外してダッシュごと外すように指示がありますが、後付のナビとETCは、外すことを前提に取り回していないので、ここがかなり面倒です

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ようやく、ダッシュ盤(正式には、インストルメントパネルだったかな)を外しました

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外したダッシュ盤とハンドルポストなど

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冷却水のエアー抜きが面倒なので、横着してヒーターコアのみ残しました

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エアコンユニット取り外し後

さて、本日はここまでになりますが、次回は完成編になります

2018年10月20日 (土)

三菱・ランサー、デファレンシャルオーバーホール編(^^;

またまた冒頭からすみません

ランサーのオーナーの方、もしブログを見てくださっておりましたら、ご連絡いただけますと幸いでございます

実は、明日の午前中にテスト走行して問題なければ完成でお渡しが出来るのですが、うっかり連絡先を聞き忘れてしまいました、どうかよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

さて、デフのオーバーホール編ですが、今回はリジットアクスル式になります

AE86と同じタイプですが、三菱さんは、すべてがシム調整式になるので、一度決まるとほぼ調整は不要ですが、ベアリングが新しくなるので、必ず確認は必須です

写真ばかりになってしまいますが、外さなくても良かった作業をしてしまったせいで、余計な仕事も増えています

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他の作業があり、最後にリフトアップしてこの日は終了です

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まずは、デフオイル抜き取りから

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ドラムを外して作業へと

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ホイルシリンダーに入るブレーキパイプがフレアナットから折れてしまいました

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しかも・・・左右ともです

この時点では、外さなくても良かった作業だったんですが、他のメーカーは大概外すので、余計な作業になり、しかもパイプを修正して新しくフレアーナットを取付けなければなりません

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当店は、かろうじて在庫してるんですぐに作業できますが、普通は置いてませんね

この作業は、後にするとして本題作業を

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ビックリです、アクスルシャフトだけ抜けたので拍子抜け

外さなくて良かった事に気がついたけど、いまさらどうしようもありません

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デフを外す直前

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取り外した後のリジッドアクスルケース側(ガスケット清掃済み)

デフ本体は分解して作業は進んでいます

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サイドベアリング取り外し中

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バラバラに分解後、ケースは塗装済み

途中の工程を端折っていますが、ここからは組み付けになります

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サイドベアリング組付け中

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ピニオンベアリング組付け中

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ピニオンのプレロードチェック中

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バックラッシュ測定中

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歯あたりのチェック

最初に組付けた時に間違いが無ければ大概は問題ありませんって、これが普通なんですが

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次は、無いガスケットを作成します

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完成です

一応、漏れないと言われてはいますが、紙製な為、心配なので液体パッキンを塗って組付けます

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今回は、ワコーズの液体パッキンで対応しました

ワコーズ製のパッキンのメリットは、他の液体パッキンより柔軟性があり、外す時に綺麗に外せるのが売りです

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次は、ハブベアリング交換です

ベアリングが問題なければ交換しなくてもと言われたんですが、どのみち次いでにプラス作業が加わるだけなので、交換します

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プレス機で、ベアリング組付け中

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ベアリング交換、完了です

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組付け

最後は、余計な作業のブレーキパイプ修理です

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ブレーキパイプを外して修正します

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修理中

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右側

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左側

この後、エアー抜きしてオイル漏れが無いかチェックして完成ですが、最後はテスト走行してホントの完成となります。

どの道、フレアーナット部分も、パイプとともにサビで腐りかけていたので、ある意味良かったのかなぁーと思ってはおります

出来れば、パイプごと新品に出来ればよかったのですが・・・

2018年10月19日 (金)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その11(^^;

昨日のブログを編集したら、何故か本日更新に書き換えられてるのは、ちょっと理解に苦しみますが、本日も続けて更新させていただきます

流れで続きになってしまいますが・・・

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オイルレベルセンサー取付後

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外から見るとこんな感じです

店主は、油温センサーだと思っていたんですが、オイル量が減ってブローする前に警告させることで、オーナーに知らせる機能だったようです

オイルプレッシャースイッチがあるじゃんって思ってる方、国産のプレッシャースイッチは当てにしないでください

神経質な日本人のために、ものすごくファジィに(曖昧)作っていますので、ほんとに付いた時は、ほぼブロー確定ですので、お気を付けくださいませ

さて、次へと・・・

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オイルパンに液体パッキンを塗った後

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取付け完了です

次は、カムシャフト取付けですが・・・

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バルブリフター取付後

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カムシャフトを仮組みします

実は、シム調整が有るので、狂っているとシムを交換しないとならず、1個や2個くらいなら、特殊ツールでシムだけ外せば良いのですが、複数狂ってる場合は、カムを外して作業した方が楽なので、仮付したんですが、カムホルダーの組付けがとても面倒で、後に思えば失敗するのですが・・・

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バルブクリアランスチェック中、インテーク側

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エキゾースト側

失敗とは、つまりバルブクリアランスが設定値内で交換する必要が無かったので、無駄になってしまい、もう一度カムホルダーを組み直すハメになってしまいました

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最組付け後です

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ボケてますが、違う角度から

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カム側のバックプレート取付後

本日は、ここまでなんですが・・・

実は、カムカバーを洗浄中に塗装が剥離してしまいまして、新たに塗装をすることになりました

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サフェーサー塗装中

次回は、こちらも含めて続きをお伝えしたいと思っていますが、細かい部品の頼み忘れと入っているはずのガスケットが無いなど、相変わらずトヨタさんは・・・

もう言うのは辞めますが、しかしなんとかならんもんでしょうか?

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その10(^^;

冒頭からすみません、昨日、整備組合の緊急会議がございまして、アップが出来なかったので、本日(19日)にアップになりました、ご了承くださいませm(_ _)m

さて、シリンダーヘッドを組付けてシリンダーブロックへと組付けて行きます

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綺麗に掃除たバルブを擦り合わせして行きます

バルブは新品では無いので、さっとあたりが確認できる程度にします

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擦り合わせ中

これを24本行います

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見づらいですが擦り合わせ完成です

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次は、バルブシートを組付けて行きます

トヨタの6気筒エンジンは、バルブシートを後から付けても大丈夫ですが、メーカーによっては、シートを先に付けないとバルブシートが入らない事が起きたりするので、癖をつける意味で先に組付けます

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バルブ・リップシールを組付けます

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バルブシール組付けよう、なんちゃって専用ツールです

昔のニッサン車は、軽くハンマーでたたかないと入らないのですが、今どきの車は、手で軽く力を入れると簡単に入ります

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次は、バルブスプリングを組付けます

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バルブリフターを使って、コッターを組みます

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くどいですが、これを24箇所行います

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ヘッドが完成しました

次は、シリンダーへ組み付けるのですが、いつもの作業を・・・

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ホントは、ピストン組む前が理想ですが、エンジンスタンドの特権で、タップを立てた後、逆さまにしてパーツクリーナーで洗浄します

逆さまにすれば、ピストン側に切子が入りませんので

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ヘッドボルトは新品を使用

店主は、基本的にボルトの伸びが出るのが嫌いなので、再利用する方が多いのですが、伸びの限度がギリだったので、迷わず新品を選択

ちなみに、最近は角度締めにもなっていますし、トルク締めでも一度戻して最締め付けもするので、伸びが限度ギリだったら交換はありです

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ヘッドガスケットを載せて・・・

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ヘッドと合体して、まずはトルクレンチで規定のトルクで締めます

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次は、締め忘れ防止でヘッドボルトにマーキングします

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角度締め中

90度を2回に分けて締めます(合計180度です)

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見づらいですが、マーキングが180度ずれています

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ヘッドが組付け完了したんで、オイルパン類を組付けます

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オイルパン?らしき腰下カバーに液体パッキンを塗った直後

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シリンダーブロックに組付け中

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オイルの片寄り防止カバーとストレーナ取付け

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オイルレベルセンサーとオイルパンを次に組付けます

今回は、ここまでで続くです

2018年10月16日 (火)

トヨタ・ヴォクシィ、エンジン始動不良他、修理編(^^;

今日もハエが多くて、イラッとする1日なのですが、仕事をしないと先に進まないので我慢の1日、2日なのかと思いますが

さて、アリストのエンジンオーバーホールは着々と進んでいますが、頼み忘れたガスケットや、本来、オーバーホールキットに含まれていないとならないガスケットがまさかの入っていないトラブルで(千葉トヨタ共販の社長にまた文句言わないと)作業がストップしました

当店は、直接トヨタ共販(部品)と契約してないので、組合の会合等で話すしか無いのですが、キットに入っていないとならないガスケットが無い

ありえない事が、天下のトヨタにも起きています

今回のブログに関係ないことですが、ちょっと文句が言いたかったので、先に書かせていただきました

ようやく本題へ

出かけようとエンジンを掛けようとしても、うんともすんとも言わず、当初バッテリーを交換したそうですが、それでも何も変化がなかったので、修理依頼になったのですが、不思議と入庫日にレッカーを呼んだら、エンジンが偶然掛かってしまい、ご入庫となりました

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当然ですが、一度掛かると不具合が出なくなってしまい、翌日の朝にもう一度確認したら、確かにうんともすんとも言わなかったので、試しに・・・

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セルモーター

こいつに衝撃を与えてイグニッションキーを回したら、見事にエンジンが掛かりました

ほぼ間違いなくセルモーター(スターターモーター)が原因です

早速、セルモーターを取り寄せるとともに、アイドリング不調もあったので、スロットルバルブの清掃も一緒に作業します

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まずは、バッテリー、エアクリーナボックスを取り外します

ここまでは、セルモーター交換だけならOKですが、スロットルバルブの清掃も有るので、奥まってるダクトホース類も一緒に外します

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ダクトホースなどを外したスロットルバルブ

少し、カーボン(スラッジ)が付着していますがキャブクリーナーで清掃します

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泡がキャブクリーナーです

ホームセンターやカーショップなどで売ってるキャブクリーナーは泡が多すぎて洗浄性が悪いので、出来れば、トヨタ指定のドライブジョイか、同等の製品をオススメします

安いのは、泡だけで落ちませんので、泡と液体が交わるような物がベストです

ちなみに、インジェクション用のクリーナーもございますが、はっきり言って使えませんし、落ちも悪いのでオススメはしません

とは言っても、十分に暖気して温めた状態なら、安いキャブクリーナーでも汚れは落ちますから、暖気が出来ない条件が重なった作業の場合は、良いものを使うと効果が得られます

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綺麗になりました

後は、元に戻して行きますが、一緒に今回の不具合原因であるセルモーターも交換します

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当然ですが、右が不具合品で左がリビルト交換品

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交換後

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一発始動とエンジンも安定したアイドリングです

無事に完成しましたが、良く見ると、昔不具合が多かった3S系エンジンのミッションに使われていたセルモータに近い状態

ただ、だからおかしいと言う訳では無くて、似てるレイアウトのセルモータって昔からトラブルが多かったので、まさか・・・と思っただけです

休み明けに、加速不良の不具合で、悩んでいる車両を良い結果でご報告出来るかなと思いますが、まだ作業してないので、判りませんが良い結果をご報告出来るかと思っています

つまり、明日も隠れて仕事です

2018年10月15日 (月)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その9(^^;

近くの畑に恒例の肥やしが届きまして、春から夏にかけては比較的南風(南南西)の風が吹くことが多いので気にならないのですが、この時期は北東の風が多く、工場の入口が東側なので、ダイレクトに臭いが・・・

鼻がおかしくなって仕事にならないだけなら良いのですが、ハエがすごいことになり(恒例)残業しようにも寒いから、まとわりつかれて仕事になりません

こればかりは仕方がないのですが、今年の10月は、晴天が少ない為、作業がしやすい分、弊害もありますね

さて、余談になりましたが、相変わらず作業が押しまくってる店主です

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コンロッドボルトも角度締めなのですが、まずはマーキングから

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角度締め付け中

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次は、オイルポンプ取付けになります

Oリングパッキンにしなくても、液体パッキンでいいじゃんと思いますが・・・理由が有るんでしょうね

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写真左がオイルポンプ、右はエンドオイルシールです

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まずは、オイルポンプ側に液体パッキンを塗って組付けます

ちなみに、トヨタエンジンでもパッキン対応と液体パッキン対応があります

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オイルポンプ組付け後です

次はエンドオイルシール側です

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液体パッキン塗りつけ後

店主は、パテシエのような職人には成れませんね、いつもですが素人盛りです

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組付け後です

次は、ヘッドの組み付けですが、まずは最終清掃です・・・

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掃除完了ヘッド

どうしても、漬け置き洗浄だけでは落とせない排気側のカーボンを除去します

でも、はっきり言って完璧には綺麗になりません(ポート研磨すれば別ですが)

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エキゾーストバルブ清掃中

次は、インテーク、エキゾーストバルブを綺麗にします

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インテークバルブ清掃中

4バルブ6気筒ですから、それぞれ12本を綺麗に汚れを取るのですが、いつも体制が悪い状態で作業する関係で、腰が痛くなってしまい、全てを綺麗にしたあとは、ここで終了してしまいました(今回の作業はリアルタイムではありません)

次回は、と言いますか(かなり進んでいます)かなり出来てる状態をお伝え出来るかな?と思います

いやー、あまりの臭いで鼻が馬鹿になってしまい、飯は美味しいのですが臭いが判らないので食欲がわきません

2018年10月14日 (日)

トヨタ・アリストJZS16◯系、オートマストレーナ、スタビリンク交換編(^^;

いよいよ、ヘッド関係の作業に入ったのですが、腰が痛くて残業しての作業は辞めました

さて、今回は、同じアリストなんですが、定期的に修理をさせていただいてる別件車両になります

作業内容は、フロントスタビライザーのリンクを左右交換とオートマミッションのストレーナとフルード交換になります

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まずは、スタビリンク交換から

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右フロント側

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左フロント側

まだ、リンク自体のガタはありませんが、ブーツが切れていますので水の侵入により、リンクにガタが発生しますので、早い内に交換した方が良いですし車検も通りません

車検はまだ先ですが、早めの交換作業になります

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外した部品と新品です

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右側交換後ですが左も同じ作業なので写真はありません

次は、オートマミッションのオイルストレーナ交換になります

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まずはATF(オートマフルード)を抜きます

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オイルパン取り外し後のミッション側

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オイルパン取り外した状態ですが、なにか異物が・・・

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プラスドライバーで締めるネジが・・・

店主も色々な作業はしていますが、オイルパンにネジが落ちてるなんてそうそう経験することではありませんが、重大なパーツでもなさそうなんで、とりあえずどこに付いていたネジか探します

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バルブボディの一部に付いてるネジの一つです

他の箇所は、普通にボルトで固定されているので、バルブボディの間にハマるメタルガスケットを押さえるネジかと思い探していると・・・

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どうやらここが緩んで落ちた箇所のようです

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無事に取付け出来たようなんで間違いは無いようです

過去に外した痕跡が有るので、バルブボディを分解したかそれともリビルトミッション交換品なのかも知れません。

いずれにしても他に緩んでいると後々のトラブル原因になりますので、全てボルト類は増し締めしました

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掃除した後のオイルパンと外したストレーナと新品ストレーナ

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新品ストレーナ取付後

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液体ガスケットを塗りつけ後

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組付け後

オイルパン取付後の作業が終了したのが夕方3時過ぎ

夏場なら、2時間もあればOKなんですが、10月に入ってから涼しさと湿度も有るので、最低でも3時間は欲しいところ

なので、一晩放置して翌日の朝から(本日)オートマフルードを入れました

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給油中です

適正量を入れた後、テスト走行し、変速ショックの有無確認とオイル量の確認をして問題ないと判断して完成となりました

ただ、オートマフルードの汚れが酷かったので、全量交換は辞めて半分だけ交換としました

酷いスラッジでは無いので、全量交換しても良かったかな?と思いますが、ここはじっくり交換したいと思います

2018年10月13日 (土)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その8(^^;

今日は、難問だった車の原因にようやく光が見えて来ました

残業が嫌いな店主ですが、少しルンルンです

とは言っても、結果がまだなので後にアップしたいと思いますが、本題へ・・・

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一番軽いコンロッド

続きになりますが、コンロッドとピストンを組み付ける前に恒例となる重量バランスになります

ところが・・・

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一番重いコンロッド

重量差4グラムJZエンジンすごい、しかもピストンは・・・

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一番軽いピストン

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一番重いピストン

ピストンは2グラム以内

ちなみにサークリップとピストンピンは6個とも重量は同じ

なので、一番軽いコンロッドに一番重いピストンと合体させることで6個あたりの重量差3グラム以内

さすが、トヨタのJZエンジンしかもボアとストロークが同じスクエアーエンジンだから、最強エンジンですね

アリストターボが早くて、丈夫なエンジンな意味が解った気がしますエンジンだけ欲しいなぁー

余談はさておき・・・

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組み付けに入ります

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ピストンを温めてコンロッドに組み付けて行きます

重量合わせもしなくて済みましたので、コンロッドとピストンを組付けて行きます

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組付け完了です

ちょっと端折ってしまいましたが、次はピストンリング組み付けです

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写真下がピストンリングとオイルリングです

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組付け中です

店主は、面倒でも手で組付けています

ピストンリングコンプレッサーと言う専用工具がありますが、楽なんですけど調子こいて作業してると新品リングを折ったことが有るので、使いません

ピストンリング1気筒分で売ってるメーカーが少ないから、出費を考えると緊張感が有る手組みが一番良いです

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次は、コンロッドメタル組付けです

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クランクメタル同様、コンロッドメタルもサイズに種類があります

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順番に組付けたら、ピストンをシリンダーに組付けて行きます

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無事に6個組付けました

一応、仮付なので、次回はコンロッドキャップボルトの角度締め付けから始めたいと思います

ちなみに、小さい砂抜き用プラグは本日届いたので、組付けました

2018年10月12日 (金)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その7(^^;

冒頭から、自動車の部品って年式が新しくても古すぎても部品がすぐに調達出来ないと言う、変な現象と言っても、最大の原因は、メーカーの都合なんですけど・・・

さて、いよいよ組付けに入ったアリスト

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最初は、シリンダーブロックの塗装から開始なんですが、そのまま塗装は出来ないのでマスキングをして行きます

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マスキング中

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マスキング完成

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塗装中

次いでにオイルパンも塗装します

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オイルパン塗装後

これは、一昨日に処理は終わっており、次はシリンダーブロックの砂抜き用プラグの交換ですが、その前にシリンダーのサビと汚れが完全に落ちないので、ペーパーを当てて綺麗にします

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見づらいですが綺麗になりました

次は砂抜き用プラグ交換

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抜き取り後

これは、慎重に外さないと中に入ってしまうのでって、すでに2個ほど入ってしまい、取るのに苦労しましたが・・・

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写真右が外したプラグで左は新品なのですが・・・

実は、発注ミスがあって、小さいプラグを2個注文し忘れてしまいました

交換部品が多いと、こういったトラブルは良くあるのですが、部品商側もエンジン内部パーツ部品に関しては、慣れていないので、仕方がないと言えば仕方がないですね

同じエンジンばかり作業してれば、こんな事も無いのでしょうが・・・

余談はさておき届いたプラグで交換します

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2液性の接着剤で組付けます

ちなみにサービスマニュアルだとブラックシールパッキンで処理しますが、ちょっと心配なので、いつも2液性の接着剤を使っています

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プラグの取付中

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小さいプラグが無いので、ここは後日取付けます

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次は、クランクシャフトを取付けます

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まずは、ジャーナル部をラッピング処理します

ラッピング処理と言っても、チューニングショップさんほどの事は出来ないので、艶が出る程度ですが・・・

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いつものタップ処理中です

ここは、絶対に手を抜けない作業ですが、今回は、クランクキャップボルト、コンロッドボルト、ヘッドボルトは交換します

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新品メタル取付け

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ワコーズの初期かじり防止ペーストを塗りました

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キャップを組付け

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最初の規定トルクで締め付け後、角度締めします

2JZは、ほぼ重要な部分は最後に角度締めになりますが、この先のコンロッドボルトも角度締めなのには驚きましたが

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角度締め専用ツールで締め付けます

ある意味、大きいトルクが必要なトルクレンチが不要なので、高い工具を買わないで済むのはありがたいですが・・・

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次は、ピストンとコンロッドの組付けです

本日は、ここまでになりますが、次回はピストンとコンロッドを組付け、シリンダーブロックに組付けて行きます

2018年10月11日 (木)

ベンツ・Bクラス、スロットルバルブのトラブル修理編(^^;

3連休後は、さすがに電話とメールが多くて午前中はアップアップ状態な店主です

さて、ご予約のベンツ・Bクラスですが、ちなみに先月にCVTミッションのコンピュータ修理をしたばかりなのにまたまたエンジンチェックランプ点灯

当初は、間違って組み間違えたのかな

それともCVTコンピュータのトラブルと思いましたが、ご予約前に事前チェックしたところ・・・

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スロットルバルブがスラッジによる不良と判明

電子スロットル車には、あるあるの出来事で、ベンツはアイドリングがキープ出来なくなる前に警告してくれるようです

つまり、国産車でも電子スロットルが主流で、走行キロが多い車なんかだと、アイドリングが低くなってきて、信号待ちなんかで停止するとエンジンが止まってしまうのですが、セルを回すと、またエンジンが掛かるようなトラブルです

当然、コンピュータ側には、スラッジ(またはカーボン)が蓄積されることを見越して補正が出来るようになっていますが補正値の限界を超えてくるとアイドリングが安定しなくなったり、今回のベンツのように警告を出して早めに処置するように促します

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本日、予定通りにご入庫のベンツ

まずは、スロットルボディを外して掃除するのですが、当店にはベンツの電子スロットルを学習させるための診断機がありません

そこで、機器が無くても出来る裏技が有るので、是非試してみてください

ただし、必ず守ってもらうことがありますので、失敗したらヤナセ等のディーラーで学習してくださいませ

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矢印部分が電子スロットル部分です

まずその1、エンジンは十分に暖気する

その2、エンジン停止後、10分以上は作業を待つ

その3、エアークリーナーボックスを外すのですが、上部に付いてるコンピュータの配線は絶対に外さないようにして、コンピュータごと、作業のジャマにならないところに移動する

その4、電子スロットルを外してもカプラーは抜かない

その5、スロットルバルブは、開いたりなど絶対に触らないようにする

これを守って掃除すると学習させる手間が入りません

あくまで、店主が作業した状況ではこれで大丈夫でした

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エアークリーナーボックス取り外し後

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結構、汚れています

まずは、キャブクリーナーで汚れを浮かします

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いつものキャブクリーナーが在庫切れで、まさかの安物で作業したんですが落ちねぇー

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それでも、パーツクリーナーで掃除したら綺麗に落ちました

暖気して温まってるから落ちが良かったのかな

ただ、パーツクリーナーを使うと少しスロットルバルブが開きますが、その場合は、取付後しばらく放置すると元の場所に戻るので、ここは焦らず作業しましょう

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取付後、少し置いた状態です

後は元に戻して、コンピュータをリセットします

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リセット後

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無事にエンジン始動して、アイドリングキープしています

国産車もそうですが、スロットルボディを開閉して掃除すると回転数が高くなり、戻らなくなるので、多分、バルブ自体に触らないように掃除が出来れば、学習リセットする必要が無いのかも知れません

うまく言って良かったです

2018年10月 7日 (日)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その6(^^;

今日も暑いですね

台風被害に遭われた方には申し訳無いのですが、10月とは思えない暑さと、お湯で洗浄してるせいで、倍の暑さで死にそうです

さて、昨晩から漬け置きしていたパーツを取り出して最終に向かうのですが、シリンダーヘッドは落ちが悪くて、夕方まで浸けてました

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朝確認したら、それほど水分が蒸発していませんでした

ちなみに、見えてるパーツは腰下のパーツです

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オイルポンプです

ここは、最初に全体を洗浄液に浸けてから分解して、中身の落ちきれない部品を再度洗浄し直します

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オイルポンプの中身をラーメンなど麺類を茹でるテボで洗います

意外だと思いますが、これが細かいボルトやワッシャーなどを洗う際にとても便利な調理器具

食品ではないから、ダイソウさんから安く買いましたが100円ではなかったかな

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オイルポンプフロントカバーです

細かい部品の写真のみですみませんが、一人で作業してる関係でゴム手袋を着けた状態で写真が取れないので、時間が有るときは家内にお願いして撮ってもらっています

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違う角度から

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カムカバー、オイルポンプ、腰下カバー洗浄後

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夕方になって、ようやくここまで綺麗になりました

しかし、排気側のカーボン汚れが取り切れていないので、この後は手作業での清掃作業になります

ヘッドがデカイのと、洗浄液が入った桶がデカイせいで時間がかかりますが、ようやく次のステップへ進んでいきます

シリンダーブロックの塗装とバルブの清掃が思いの外、進まなかったので次回は、このあたりを作業していきたいと思います。

冬場でもお湯を扱うと汗が尋常では無いのですが、今日は熱中症ギリでした・・・

やべぇー

最後に、明日より3連休となりますので、メール、電話のお問い合せ対応が出来ません

時々、休みなのに携帯にお電話する方がおられますが、緊急などの場合は、一度ショートメールである程度事情説明していただいた後、お電話していただければ余程、出られない環境では無い限り対応させていただきますので、よろしくお願い申し上げます

なので、基本休み中は電話に出ませんので、ご了承くださいませm(_ _)m

2018年10月 6日 (土)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その5(^^;

台風の影響で、本日は蒸し暑い1日なりました

なんで、こんな日にお湯でパーツを洗浄しないとならないのかって店主の都合も有るから自然の性にしては行けないですね

さて、いよいよピストンが6個揃いまして、ほぼ洗浄すれば組付け出来る状態になりましたので、作業を進めていきます

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まずは、コンロッドと交換するピストンを分離します

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分離後

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手前が新品のピストン

こいつが、ちまちまと1個づつ来るんですよまさか手作業で作ってませんよね

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洗浄前にガスケット類を除去したり、電子部品は外して洗いやすいようにしときます

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こちらも洗う前の準備後

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写真右が今までので、右が新しく買った洗浄たらいです

大人でも洗えそうな大きさですが、直列6気筒でもギリギリなサイズ

ちなみに、気を利かしてスノコを置いたんですが、これが思わぬトラブル

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最初は綺麗でしたが真っ黒になっています

ちなみに右側は、洗油ならぬ洗湯です

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すぐに外したスノコ

シリンダーブロックが高すぎて、洗浄湯に浸かることが出来ないトラブルで、結局スノコ外しました(壊れたせいもあり)

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洗浄後のインテークパイプ類

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洗浄後のインテークマニホールドとサージタンク

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なんとか洗えたシリンダーブロック

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綺麗になったカムホルダー

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同じく、クランクキャップ、コンロッド、バルブスプリングです(バルブはまだ掃除してません)

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同じく、クランクシャフト、カムシャフト、オイルパンなど

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汚れがひどくなって来るとアクが出るので、キッチンペーパーで除去します(嘘

分解しきれない油が浮いてくるので、油を除去しています

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まだ、洗いはじめて間もないので、汚れていません

現在、最後のシリンダーヘッドを漬け置きしていますが、一番油が浮いてくるので、もっと真っ黒なキッチンペーパーがお見せ出来るのですが、まだ、汚れが少ない性かそれほどでも無いですね

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一番、汚れが酷い、シリンダーヘッドと腰下のオイルパンの間に有るアンダーカバーとカムカバー(タペットカバー)、オイルポンプを今夜一晩漬け置きします

昔は、こんな事が出来ませんでしたが、投げ込みヒーターのおかげで一晩中、温度が保たれるので助かります・・・が、オープンのままだと蒸気でお湯が減るので蓋は必須です

明日は、バルブの清掃とシリンダーブロックの塗装、砂抜きのメクラ蓋の交換、クランクシャフト取付けまで行けるかな・・・

2018年10月 5日 (金)

ニッサン・ローレルH35系、エンジン不調、イグニッションコイル交換編(^^;

前回エンジン載せ替え、最近スパークプラグ交換をしたニッサン・ローレルですが、エンジン不調になったそうで、どうやらイグニッションコイルが死んでるのではとのことで、お預かり修理して行きます

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エンジンを載せ替えてから約6万キロ走行で、載せ替えたエンジンが3万キロくらいなので、約10万キロ近いから、ほぼイグニッションコイルが不良と判断しました(途中でプラグ交換しています)

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作業前のエンジンルーム

交換作業をする前に、肝心なイグニッションコイルを発注したのが月曜日の夕方

普通、次の日の火曜日発注になりますが、遅くても木曜日の午前中に届くと思いますよねところが、届いたのは金曜日の午前中つまり、発注してから4日も掛かっています

話をし忘れましたが、社外純正の設定があり、1個純正より600円ほど(税抜き)安いので注文しましたが、日数の掛かる社外純正です

物流が、ここんところ自然災害や台風などの影響で遅れているのは知ってはおりますが、事前に告知はして欲しいですよね

ただ、急ぎ仕事では無かったので良かったですが・・・

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作業中

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スロットルボディ取り外し後

ここまでの作業に30分も掛かりません

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写真上が社外純正新品で下が取り外した純正部品

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プラグを外して確認したら・・・

完全に死んでるような状態は4番気筒ですが2番気筒も死にかけていました

イグニッションコイルも測定済みですが、プラグには不具合がなさそうなので、清掃して組み直します

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キズを付けないように真鍮ブラシで掃除します

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掃除したプラグを取付後

この先は、元に戻す作業なのでサクッと行きます

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新品コイル取付後

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スロットルボディ取付後

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エンジン始動して動作確認です

暖気後も、吹け上がりが改善されていますので完成です

最後に、店主もRBエンジンが搭載されている車に乗っておりましたが、イグニッションコイルの不具合は経験をしております

多分、イグニッションコイルが入る中央部分にカバーで蓋をしてるんですが、こいつが熱をこもらせる原因では無いかと思っており、現に店主もカバーを外したら不具合が出なくなったので、間違いはなさそう?かと思っていますが、お客様のお車に勝手にカバーを外すことなど出来ないので、参考程度に話はしています

でも、8万キロ以上走行しないと不具合が起きないので、買い替えなどを考えている方にあえて外したほうが良いかと問われると現実的ではありませんし、見た目が悪くなるので

さて、次回は、いよいよ部品が揃ったトヨタ・アリストのエンジンオーバーホールの続きになります

2018年10月 4日 (木)

スズキ・エブリィDA62系、再エンジンオーバーホール編その2(^^;

最近、自然災害の影響なのでしょうか

普通なら、遅くても2日で届いてもおかしくない部品が、今週月曜日頼んだ部品が本日(木曜日)を過ぎてもまだ部品が来ません

物流もだいぶ、被害が起きてるようですね

そういう、アリストの部品もちまちまと来るので、こちらも影響が少なからずあるのでしょう

さて、スズキ・エブリィの定番不具合と言えば、エキゾーストバルブが焼けて溶けたりのトラブルが多く、大方、冷却水のエアー抜き不良によるトラブルでは無いかと思ってはいますが、メーカーの言い分は、冷却水の定期交換をしないために起きてるみたいなことを言っています

基本的な話からさせていただくと、冷却水に入れる不凍液(クーラント)は、冷却性能をアップさせてるための液体ではなく、あくまで錆止めと冷却水が凍らないための液体なんです。

つまり、冷却効率が最も良いのは水なんですが、水だと凍ってしまうし、サビも出てしまう為、応急処置で使う以外は、あまり良いとは言えません

なので、関東から西、南に行くとクーラントの希釈を多くして対応する事で、オーバーヒートも防げるし錆止め効果も得られるのであり、逆に東北から北海道のように、暑くない地方は希釈率を少なくして凍結防止と錆止めとして利用してるのが基本的な使い方です

ちなみに、寒冷地では、メーカー新車時で約-32度くらいで寒冷地以外では-15度前後になっています

では、話を元に戻しますが、ディーラー側が交換しないからと言うのは基本的に意味が無い訳ではありませんが、オーバーヒートになる原因にはならず、ただ、凍結防止が低くなるのと錆止め効果がなくなるだけなの話になります

という事は、やはりエアー抜きが最大の要因になると思いますが、これには根拠があって、スズキ以外のダイハツでもエアー抜きが必須なんですが、これをちゃんとしなかったために、エキゾーストバルブが溶けてエンジン不調に陥った車を現に、当店でオーバーホールしています

ホンダ、スバル、三菱は、あまりトラブルを聞いてませんが、こちらの軽自動車もエアー抜きはは必須ですし、乗用車タイプでもエアー抜きに失敗するとエンジンが壊れる事例はございます

冒頭から、能書きが多くてすみませんが、ようやく本題へと・・・

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まずは、エンジンクレーンとエンジンスタンドがアストロ製だと解りますでしょうか

ある出来事から、アストロが嫌いになってしまったので、次いでに愚痴を言いたいだけなので、ごめんなさい

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通常、エンジンクレーンで上げたエンジンをエンジンスタンドに組み付けるのですが

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エンジンスタンドに組付け出来ずに斜めにして強引に組んでいます

マックのエンジンスタンドの時は、真ん中にフレームが走る構造のエンジンスタンドだったので、組み付けるのが楽だったのですが、同じアストロ製品なのに不便極まりないです

アストロって馬鹿ですよね まずはスッキリしましたよ

店主は、毒舌では無く、正直に言ってるだけなんで勘違いされないように

中々、本題に行きませんですみません

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まずは、ヘッドを外すために補機類を外し中

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スズキのK6エンジンは、カムプーリーが外せないので・・・

オイルパン、カムカバー、タイミングチェーンカバーを外していきます

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さすがに8万キロで、マメにオイル交換してるだけあって、とても綺麗です

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掃除しなくても大丈夫なほど綺麗です

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残るはシリンダーヘッドを外すまで来ました

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ヘッドを外したシリンダー側です

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不具合の3番シリンダー側も傷もなく綺麗です

では、ヘッドを見ると・・・

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?は怪しいのとXは完全に死んでいます

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圧縮の無かった3番の燃焼室

その前の写真のX印、矢印部分を拡大した写真ですが、明らかにバルブの大きさが違っているのがお解りかと思います

要は、オーバーヒートが原因でエキゾーストバルブが溶けて痩せてしまい、バルブシートに密着できずに圧縮漏れしてエンジン不調になった要因です

ちなみに、?になっていた2番気筒のエキゾーストバルブも溶けはじめており、今回は圧縮を維持していますが、やはり交換ですね

でも、前回オーバーホールした時、2番気筒は2本とも交換した記憶が有るのですが・・・

3年近く経って、この状態なら、根本的な原因が有るのでしょうか??

摩訶不思議なエンジンです

続く

2018年10月 2日 (火)

スズキ・エブリィDA62系、再エンジンオーバーホール編その1(^^;

現在、トヨタ・アリストのエンジンオーバーホール中なんですが、部品が中々揃わなくて組めない状況なのですが、何故かピストンが2、3日に1個づつ届いており、「トヨタさん何してるの?」状態です

まさか・・・3日に1個しかピストン作れないほどレアなピストン何でしょうか

その割に、1個7600円?くらいなんで高くは無いのですが

さて、9月の初旬にお預かりしていたスズキ・エブリィなんですが、作業場のスペースが無いのと、終わっているはずの車が、この時期に限って、複数台ございまして、部品が基本的に違っていて、調達に時間が掛かっているのから、症状が未だに改善できずにお預かりのお車も含め、計画的に行けば、すでに分解が終わり、部品の見積もりもすでに終わって部品待ち状態になってるはずなんですが、ようやく降ろせる段階の本日となりました

お客様には大変ご迷惑をおかけいたしておりますm(_ _)m

そんな訳なので、急ぎ修理が厳しい状況です。

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ちなみにですが、3年前にオーバーホールしており、まだ8万キロ程度しか走行していません

店主としては、走行キロに対して壊れる事自体、納得してないのですが、その後のメンテ(車検など)もしていませんので、どういう状況で壊れたのかが解ら無いため、興味はあります

ただ・・・、今年は嫌な事と申しますか悪い出来事が多く、不幸が重なっていなければと思ってはおりますが・・・3年も経ってるので違う原因だと思っています

まずは、エンジンを降ろしていきます

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油脂類を抜いています

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今回は、オートマオイルも漏れていますここも追加整備になりそうです

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マフラーの取り付けボルトも2箇所とも折れました

3年はでかいですねって環境にもよります

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フロントパイプ側は大丈夫でした

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セルモーター類の配線を外していきます

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水回り関係も外します

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エアークリーナー、エンジンコンピュータ関係も取り外します

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エンジン降ろし最終段階です

ダイハツに比べて、エンジンルーム内に配線関係が集中してるので、すごく楽です

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無事に降ろし完了

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ここから、不具合原因を調べて行きます

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コンプレッションゲージ取付け

本当なら、暖気後に測定をするんですが、諸事情で降ろした状態で確認します

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抵抗になる部分をすべて外し、スロットルボディも外して限りなく無負荷に近い状態で測定

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1番はOK

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2番もOK

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3番はNG

お客様も3番が圧縮が無いとおっしゃっていた通り、駄目でした

次回は、エンジン本体を分解して、原因を探りたいと思います

2018年10月 1日 (月)

ホンダ・インテグラDB8、ステアリングラックブーツ交換他その2完成(^^;

昨日の台風は、凄かったですねぇー

昨夜、ほとんど眠れずに寝不足の店主です今日は、早めに寝ます

さて、朝の工場前です

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葉っぱがすごい

シャッターが壊れた事も聞いていたんで、心配でしたが葉っぱの山だけで済みましたので安心しましたが、被害に会われた方には、お見舞い申し上げますm(_ _)m

続きですが・・・

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ドアスイッチ交換後です

実は、交換した後の写真ですみません

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次は、リヤデフロスターの不具合です

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デフロスターの配線図です

昔のデフロスターは、単純なスイッチのみで、スイッチを切らない限り作動し続けますが、現在のグレードが低い車両もこの状態が多いです

ただ、グレードがアップすると写真の配線図のようにデフロスタータイマーなるものが付いていて、一定の間、リヤガラスの曇り除去をしたら自動で切れる仕組みになっており、ホンダ以外でも他社メーカーが使ってる仕組みです

この作動方式自体はどうでも良いのですが、そのシステム(ユニット)の場所が今回問題なんですが・・・

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スイッチ自体は不具合はありません

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室内のヒューズボックス

実は、このヒューズボックス内に組み込まれております

どこのメーカーもこのボックスに基盤を組み込んで、リレーなどを設置してる場合が多く、コンピュータと同じブラックボックスみたいになってるので、壊れたらまるごと交換になります

でも、あれば交換できますが、まずここだけは生産中止が多いパーツで、案の定入手不可

ちなみに中古もありませんでした

最悪は、低グレードと同じスイッチ入れっぱなしの仕組みにする方法もありますが、電気食いますので、消し忘れが心配ですね

ここは、今回交換も修理も見送りましたが、次へと・・・

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漏れてるプロポーショニングバルブ

作業の内容に含まれて居なかった追加作業ですが、まさか漏れているとは驚きでした

このままには出来ない需要部品なので、了解を経て交換します

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ブレーキフルードを空にするとエアー抜きが厄介なので迅速に作業します

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右が外した不具合品で左が新品です

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交換後です

この後、4輪からブレーキフルードのエアー抜きをした後、交換したプロポーショニングバルブからの漏れが無いかチェックした後、完成となります・・・

最後に

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切れていたインテークダクトですが・・・

ここは、生産中止なので、ゴム用の接着剤とビニールテープで補修して完成です

一時的なんで、長くは保たないと思いますが、直にエアーを吸い込むよりはマシだと思います

しかし・・・生産廃止多いなぁー

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