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2018年9月

2018年9月30日 (日)

ホンダ・インテグラDB8、ステアリングラックブーツ交換他その1(^^;

大型の台風が、直撃しております、被害に遭われた方はお見舞い申し上げるとともに、これから台風が直撃する関東も含め、ご用心くださいませ

さて、何度かご入庫いただいてるホンダ・インテグラ

今回は、左右のステアリングラックブーツ交換とファンベルト交換、ドアスイッチ交換ですが、他に緊急のトラブル修理が追加になりましたが、こちらは次回へアップします(部品が来てないため

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こちらは、左側ですがブーツが綺麗に切れております

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切れたブーツを外した状態(右側です)

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下が切れたブーツで上が新品です(社外新品)

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新品ブーツ取付後(左側です)

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もとに戻していきます

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こちらは右側取付後

左右いっぺんにしてしまいすみませんブーツ交換は、意外に多い作業なので詳しく書きませんが、車検なども切れていると通らない箇所なので、あえて説明しませんでした

さて、お次も多い作業の外ベルト交換

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ファンベルト、クーラーベルト、パワステベルトです

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上が外したベルトで下が新品です

こちらも端折りました

さて、作業していたら、思いがけないところに不具合が・・・

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プロポーショニングバルブから、ブレーキフルードが漏っています

店主も初めての不具合ですが、前回、ブレーキキャリパーオーバーホールやマスターシリンダーのオーバーホールもしたのですが、お預かりした時にフルードタンク(マスター)のブレーキフルードがやけに減っていることに気づき、そんなに走行したのかと思ってしまいました(パッドが減るとタンク内のフルードも減ります)

ところが、ブレーキパッドはまだ十分にあるし、オーバーホールしたマスターシリンダー、キャリパーも含め漏れもありません

一体どこから???

調べたら、上の写真のバルブです

ちなみにプロポーショニングバルブとなっていますが、前後のブレーキに分配する役目もしておりますが、ここからフルードが漏れるなんてあまり聞いたことがありませんが、ホンダは壊れるみたいで、生産中止が一番早いとされるホンダなのに在庫がありました

良く出るんだと思いつつ、午前中にお客様の了解を確認できれば午後には部品が届いたのですが(昨日の作業です)、昼過ぎにようやく確認が取れて注文したら・・・

なんと千葉に在庫があったはずが、売れてしまったとのこと

こんな部品、そう出る部品では無いのに売れたぁー

元々無いのに間違ってたのではと疑ったのですが、ホントの事のようで、メーカー注文になってしまいました

年式古いのに在庫がある=良く壊れる=良く出るという方程式が店主には確認出来ました

最後に、こちらの方が良く壊れる部品なんですが・・・

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インテークダクトのゴムが切れています

何故か平成8年車なのに生産中止部品です

平成5年のトヨタ・カローラⅡですらまだ販売してるゴム製のダクトですがホンダは無いです

亡くなった本田宗一郎氏が知ったら、怒るだろうね

前にも書きましたが、店主も本田宗一郎氏の考えが好きで、昔ホンダディーラーに入社したんですからね(他にも理由はありますが

余談になりましたが、次回はプロポーショニングバルブ交換、ダクトの修理、ドアスイッチ交換とリヤデフロスターの点検をアップします

続く

2018年9月29日 (土)

マツダ・コスモスポーツL10系、車検整備編その6治らない!?(^^;

猛暑の次は大雨、次に寒い、ジメっぽい、台風接近と、良いことが無い日本ですが・・・

店主も、終わるはずの車が治らない、預かった車に別の追加整備が出来てしまうなど、自然同様、聞いてないよ作業が続いています

でも、逃げてしまったら、経験にもならないし、仕事も来なくなってしまうので、自分のミスは素直に謝って納得の作業をしますし、治らないものはとことん作業もしますが、まれに色々な事もあったりしますので、お断りする場合もございます

この車に関しては、そんな事はありませんので、話のネタで聞き流してくださいませ

早速ですが、原因不明のトラブルに陥ってるコスモスポーツ様です

やれることは、やって参りましたが、キャブレターのジェットを1番ローターリーと2番ロータリーで逆に付け替えることにしました

まさかのジェット不具合だったらとの僅かな希望での作業になります

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キャブを取り外し後、分解していきます

ジェットなどを入れ替えるにあたり、何度も分解してるのでパッキンを新しく作って入れ替えます

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パッキンを作成中

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写真右が新しく作ったパッキン、左は最初に作ったパッキンです

最初にお預かりして新規登録した際に、キャブオーバーホールした際に作成したパッキン(写真左)ですが、何度も分解しては組付けたせいでボロボロになってしまったので、新たに作成しました(写真右)

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エンジンに組付け中

最初に作成したパッキンは、少し硬い材質で、今回新しく作成したパッキンは柔軟性が有るので、2次エアー防止には良いと考えたのですが・・・

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キャブを組みます

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組付け後

燃料の油面も確認後、エンジンを掛けて調整はしたんですが、ここのところ雨でテスト走行が出来ず、昨日、天気が良かったので走行してみました

しかし・・・残念ながら、全く変わりませんでした

ほんとに困りました・・・

なんせ、2千回転から3千回転の間だけ加速できない不良

しかも、2ローターあるうちの2番ローターだけキャブから吹き返しがあり、プラグも2番ローターだけくすぶっていて黒いんです

圧縮は測って、問題ないと言われてるのに・・・エンジン本体ではと疑い始めた店主です

続くです

2018年9月28日 (金)

スカイラインGT-R32系、クラッチトラブル編その3完成です(^^;

今日は少々暑かったですねぇー体調管理にはご自愛くださいませ

さて、GTR32のブログ内で、不適切な発言をしたことを深くお詫び申し上げます(すでに編集済みです)m(_ _)m

店主が、説明書を最後までちゃんと読んでいなかった事で、この問題になってしまったのですが・・・ただ、一言いい訳させてください(;ω;)

正直、OS製のトリプルプレートクラッチをそもそも組み付けるのは初めてなのですが、これが新規でトリプルプレートのキットを購入して組付けたのなら、店主も舐め回すように説明文を見ます

しかし、元々お持ちのトリプルプレートを組付けた時はなんとも無く、リビルトミッションと一緒にオーバーホールキットを組み付けるのですから、なんの不信も抱かずに最後まで説明文を見ていませんでした

店主的には、加工が必要なんて冒頭の説明文に記載してなかったし、違和感なくミッションが付いてしまうので、気にならなかったと言ったほうが本心的感覚でした

しかし、まさか・・・ニッサン車にトリプルプレートを付ける際に、加工が必要だったなんて・・・

大事な事ことなんだから、加工が必須と商品カタログにも※印で記載しろよって言ったけど・・・。

個人的にOSさんのトリプルは、個人的に現在も買ったこと無いけど、将来も多分買わない(店主個人的問題です)

余談が長くなってしまいましたが、要は店主のミスですこれに付きますが文句言っても車は治らないので、OSプレートを逆に組んでしまったので、元に戻す作業と当たってしまうフロントカバーを削って加工します

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まずは、シフトレバー(チェンジレバー)のブーツ交換

去年、新品に交換したはずなんですが、何故か切れています

多分、フロントカバーが当たっていたせいで振動などで切れてしまったんでしょうここは保証でといいますか、全て保証で直します

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新品取付後

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今回は、トルク配分をするアテーサは外さずに作業しました

中間マフラー、プロペラシャフトを全部外す手間はありますが、オイルを抜かないで作業が可能なので、今回はこちらを選択しました

ちなみに、オイル交換は出来るので、クラッチ交換だけならこの方法もありかと思います

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こんな状態になります

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組んだ時は当たらないけど、走行すると、やはりレリーズのグリスが付いてるので当たっていますね

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ディスクは、元に戻しましたOSさんの話だとスプラインとディスクのあたりとつながりが悪くなるそうで、オススメでは無いそうです

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こいつがフロントカバーになります

マスキングしてない部分をカットします

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カット後

無事にカット完了なので、元に組付けて行きます

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カット後は、スプライン部分がはっきりと見えています

その2を見ていただくと明らかに矢印部分がもう少し覆いかぶさっていると思います

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次いでに、OSの取説通りにレリーズのスリーブを基本設定に交換します

クラッチが自動調整式なので、つながりを奥でしたいのか?もっと手前でしたいのか?はスリーブの長さで設定は出来ますので、好みになってしまいますが、基本的にはレリーズスリーブで調整するので、いちいちミッション外さないと行けないのでちょっと不便です

ただし、クラッチペダル側(クラッチマスター側でも調整は出来ます)でも多少は調整出来ますが、基本はレリーズ側になります

おかげで、完成して走行したら問題もなく、またジャダーも出ないので、完成となりました

最後に、4年前に載せたブログを見たら・・・

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ミッション交換前の写真

確かに加工済みだった

でも、OSトリプルを新品から組んでないと解らんよ

2018年9月27日 (木)

ルノー・ルーテシア、タイミングベルト・ウォーターポンプ交換編(^^;

今回、祭日と振替休日を営業していたので、一昨日は再振替休日と定休をさせていただきました

ただ、せっかくの休みなんですが雨 こんな時になんですが佐倉市染井野にある温泉に散髪も兼ねて行ってきました

驚いた事に結構人が多く、雨降ってるのに露天風呂に人が大勢いましたねぇー風邪引かなきゃ良いんですが

さて、リアルタイムではありませんが本題へと

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2リッターですが、コンパクトスポーツカーです

アルファロメオ、ワーゲン、オペルなどタイミングベルト交換はしておりますが、ルノーは、カングーしか交換していないので、ちょっとワクワクしています

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エンジンルーム

カングーと違い、ボンネットが一般の国産車みたいに開くので整備性は楽かなと思いました

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クランクプーリーを外すのに矢印のステーが邪魔なので外します

ちなみに、アンダーカバーとフェンダーのインナーカバーは外しております

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下回りのセンターマウントは外します

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冷却水はここから抜きました

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エンジンマウント、タイミングベルトカバー取り外し後

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中間のタイミングカバー取り外し後

タイミングベルトとウォーターポンプ交換なんで、それほど面倒な作業ではありませんので、写真の羅列で失礼します

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タイミングベルト、ウォーターポンプ取り外し後

今回は、オイルシール交換はありません

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外したパーツ写真右と新品パーツ写真左

ここからは逆の手順で組むだけなので端折ります

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組む前にクランク側タイミングギヤーにはキーが付いていました

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ウォーターポンプ、タイミングベルト組付け後

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フロントカバーヘッド側取付け(ここにエンジンマウントが付きます)

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ファンベルトとテンショナーも交換して組付けます

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組付け後

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冷却水を入れてエンジンを掛ける準備をします

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ルノールーテシアのエアー抜きバルブは、ヒーターホースに付いています

冷却水のエアー抜きは、少し時間がかかりますので、注意が必要です

完成後、テスト走行しましたが、この車めっちゃ面白い車です楽しい車です

2018年9月24日 (月)

トヨタ・セリカZZT231系、エンジンオイル漏れ修理編(^^;

本日は、十五夜だそうで、天気予報では千葉も含め関東では見れないと言われていますが、何故か現在も晴れておりまして・・・

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ブログの都合、ピクセルを粗くしてます

ちなみに月は自転しないので、季節によって角度が違うだけで、黒ずんでる部分がズレて見えます月の裏側は、月に行った人でないと解りません

さて、何時だったか忘れてしまいましたが、エンジンオイル漏れで、タイミングチェーンのテンショナーのパッキンとクランクセンサーを交換したセリカですが、そこだけではオイル漏れが止まらず、今回車検もあって、修理するためご入庫となりました

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しかし、今どきの車検工場さんは、オイル漏れで車検が通らないと言ってるのに、オイル漏れを治すことが出来ないそうです

こんな事をやってるから、車検整備は無駄だと言われ、車検システムを失くせと言われるんですよ

前にもブログに書きましたが、単純にユーザー車検とやってることは同じです

違いが有るのは、国の許可を受けて車検をしてるだけです

3級整備士程度のノウハウがあれば出来る作業ですから、2級や1級なんて入りません

認証を持ってる店主がこんな事言ったら、お叱りを受けると思いますが、事実です

酷いところは、車検に通らないブーツが切れてるのに自社で整備出来ないそうです

これじゃー、整備士だって育ちませんよ

店主のボヤキがでてすみません本題へと

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写真では分かりづらいですが、タイミングカバーから漏れています

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アンダーカバーですが、ビチョビチョです

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エンジン上部

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カムカバーを外した状態で、少し離れた写真

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合ってるかは解りませんが、11万キロ走行のヘッド

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カムカバーの裏側です

決して、オイルメンテは良くない方ではありますが、オイルの種類にもよるので、年相応でしょう

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タイミングチェーンカバー取り外し後のエンジン

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カバー側

ZZ系エンジンは、液体パッキンを使わずにゴムパッキンで組付けていました

でも、ゴムを交換してもまた年数が経てば漏れるのは同じなので、今回は劣化したゴムを綺麗に脱脂して液体パッキンで組み直しました

邪道だと思うかも知れませんが、ゴムはこれ以上凹むことも無いし、金属部分にも液体パッキンを塗ることで、オーバーヒートなどで金属部分に歪みが出ない限り漏れが出ることは余程で無い限りありえないので、この方法を選択しました

若干、汚れが酷いので、スラッジ除去はしていますが

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ちなみに、今回の漏れ原因箇所です

テンショナーの下部分で、シリンダーヘッドとシリンダーブロックの接合部分

ただ、シリンダーヘッドガスケットから出ないことを祈りますが・・・

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組付け中

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ヘッドカバーも組付けていきます

端折りすぎてすみません、元に戻して行きますって戻してます

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ここまで組付けて事件が起きました

実は、タイミングチェーンカバーを外す際にパワーステアリングポンプを外すのですが、組み付ける際に固くて、プラスチックハンマーなどで押し込むように組付けたのですが、何故か中に付着していたスラッジなどが衝撃で脱落したせいで、ポンプの入り口が詰まり、ハンドルが重ステになってしまいました

別にこんな事を書くつもりは無いのですが、ここのところトラブルが重なっており、普通に追われる作業が追われないトラブルが続いていただけに、「重なる時は重なります」と言った店主の言葉に自分自身、「口は災いの元」と思いました・・・決して悪いことだけでは無いんだと言動には慎みたいと反省しておりますm(_ _)m

さて、トラブってるのにこのままには出来ないので、外して分解します

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外したパワステポンプ(ベーンポンプ)

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ウエスの上に置いてますが、黒いのはすべてスラッジ汚ねぇー

パワステポンプと言いますか、古いパワステで一度もオイル交換していない車より酷いスラッジどんだけ酷使していたんですかねリザーバータンクも酷かったので洗浄しましたが、綺麗には出来ませんでした

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組付け中

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無事に組付け後

エンジン掛けて、パワステポンプが無事に元に戻った時は、安心しました

こんな事って有るんだと思いました経験って大事ですよね

最近の若い整備士さんに経験させたいなぁー

2018年9月23日 (日)

ダイハツ・ハイゼットS211系、ドアガラス交換・修理編(^^;

お彼岸なんですが、今日は蒸し暑い1日ですが、夕方に完成させる予定の車がまたまたのアクシデントで1日で終了できずに凹んでいる店主です

さて、リアルタイムではありませんが、ちょっと変わったトラブルだったのでアップするのは、ダイハツ・ハゼットトラック

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10年も経つと、トラブルは出てきますが、右ドアガラスが落ちたとのことで、おそらくレギュレータかと思ったら・・・ガラスとレギュレータを止めるプラスチックが割れてガラスが落ちたことが判明、取り急ぎ応急処置をして、部品が届いたら交換することで、一度お渡した後、今回の作業となります

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まずは、右ドアの内張りを外していきます

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内張り取り外し後

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写真は、レギュレータですが、矢印部分はガラスと固定していた部分

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矢印ぶぶんが割れています(外したガラス)

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交換する部品は、壊れたガラス、レギュレータ、ガラスラン(ゴム)です。

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レギュレータに付いてるウィンドウモーターを付け替えます

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ガラスランとレギュレータは交換済みで、後はガラスを組み付けるだけです

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ガラス取付後です

後は、元に戻して動作チェック後、完成となりました

最後に、主原因は、ガラスとレギュレータを固定する2本のボルトの内、割れていない側のボルトが緩んで外れたせいでもう片方に負荷が掛かり、壊れてガラスが落ちたのが原因でした

以前にも、固定ボルトが緩んで脱落した車はありましたが、大概は一度鈑金修理などで交換修理した時に締め付けミスで起きてる場合が多いのですが、今回のハイゼットは、新車からなにも交換履歴は無いみたいなんで、新車組み付け時のトルク不足でしょうね

たまーーーーに有るので、気にしません

2018年9月22日 (土)

スカイラインGT-R32系、クラッチトラブル編その2(^^;

さて、本日は前置きはせず、本題へと進みます

まずは、どちらが悪いのかって、店主の組付けミスが無い事を前提で書いてますので、間違ってはいないと思っています(実際に確認したので!)

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解りやすくするため、パーツリスト載せます

矢印の部品が今回、不具合になったパーツになります(前回のブログ参照)

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右が届いた新品

駄目になった矢印の部品が届いたので、ハウジング(ベルハウジング)に組付けて、実際にエンジンに組付けて検証するのですが、まずは間違いがあってはならないので、クラッチも一度分解して、もう一度最初から組付けます

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ハウジングに組付け

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組付け後のレリーズスリーブ部分の高さを測定中

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順番に分解した状態

OS技研の取説並びにホームページに記載されてる通りに組付けするとこういう並びになります

解りやすく、写真で説明すると・・・

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エンジン側に1と書いてるディスクを入れ、プレート(ディスクプレート)付けます

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次に真ん中の2と書いたディスクとプレート付けて

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最後は3と書いたディスクとプレッシャープレートを付け

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クラッチカバーを付けてクラッチは完成となります

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分かりづらいですが、この状態で組んで、こうなったのですが・・・

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前回のブログと同じ写真ですみません

ここから、新品交換した部品を組付けた状態で、リビルトミッションが悪いのかOS技研のクラッチが悪いのか検証します

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光明丹を塗りました

デフとかのギヤー歯当たり用を使い、これで当たらなければリビルト会社、当たればOS技研のクラッチに問題があります

そうそう、あんなに壊れているのに組付け時に気が付かなかったのか?とのご指摘も有ると思いますので、実際に写真で見ていただけると店主が気が付かなかった事が、一目瞭然で解ります

上の写真の状態のまま、組付けて行きます

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エンジンと合体後

写真で見ていただけると解ると思いますが、隙間も出ずにドッキングされていますね

ダメ出しで、ボルトを付けてしっかりと固定します

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シフトフォーク付けてないので、良く見えますが、この状態では解りません

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ボルトで締めて固定しました

ここから、外しますが、この作業を2回繰り返していますおかげで組み付けのコツを覚えてしまいましたよ

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これが、外した結果です

やっぱりミッションが駄目なのかとも思いましたが、リビルトに交換する前は同じクラッチとミッションです違うのは、両方を交換してるだけ

マニュアル通りに組んだOS技研さんだけを正しいと認識するのは、フェアーでは無いので、OSクラッチも検証します

実は、1番と3番のクラッチディスクを入れ替えると1mmだけですが高さが低くなることをハークしていました

でも、マニュアル通りに組まないと保証もクレームも対象外になるため、組付けて試してはいませんでしたが、ダメ元で検証します

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3番なんですが、物理的に逆に組まないと取付けできません

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2番は、組み間違えようが無いのでこのまま組みます

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理解できるように組む前に最後になる1番ディスクです

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この後、クラッチカバーを組付けています

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逆組付け完了と合体後に外した状態で確認した状態です

光明丹が付着してないことが解ると思います

写真を撮った写真番号が前後していますが、撮り忘れなどで何度か分解していますのでご了承くださいませ

これは、ブログを見ていただいてる方だけでなく、リビルト会社とOS技研の方にも見ていただきたいために、何度もバラして写真を取り直していますが、ご理解をしていただくためですので、ご了承くださいませ

上の写真でも解ると思いますが、OS技研さんのオーバーホールキットに間違いが有ることがここで判明いたしました(この時点では、店主のミスだった事を知りません)。

実際にテスト走行しましたが最初の不具合のせいでジャダーが出ますが明らかに改善しております

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クラッチレリーズ、レリーズフォークを組付けました

この時点では、ほんとに逆に組んで大丈夫なのかと不安はありましたが、組んで駄目なら店主の責任なので、このまま組んでいきました

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途中の組付けは端折りました

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最後にトランスファにATFフルードを入れて、テスト走行です

結果は、OS技研で間違いが無い文面で書きましたが、半クラが出来て、いきなりどかっとつながることは無くなり、改善されました

取扱説明書を最後まで読んでなかった店主

実は、GTRの場合、フロントカバーを4mmカットしないと当たると注意書きがありました

説明書はよく見ましょう

もう一度、ミッションを降ろして組み直しと加工です

間違ってリビルト会社様ならびにOS技研様を疑ってしまい、関係者の方々、ほんとに申し訳ございませんでした(*_ _)人ゴメンナサイ

最初から加工が必要なら、説明書の最初に書いとけよ大事な事なんだから

一番最後に書いてるなんて・・・

2018年9月21日 (金)

スカイラインGT-R32系、クラッチトラブル編その1(^^;

今日は久々の朝から夕方までの雨

今でも現在進行系で降っていますが、何ヶ月ぶりの雨です

おかげで、気温が上がらないので、作業は進むのですが、湿度が・・・

結局、金属を扱う自動車整備には、いただけない結果ではありますけど

さて、昨年の8月にリビルトミッション交換と一緒にOS製のクラッチをオーバーホールしたのですが、クラッチのつながりが酷く、全く遊びが無い状態で、走行が出来ないトラブルになり、どこが原因か調べることになりました

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お客様にすれば、クラッチもオーバーホールしてるしミッションもリビルトと交換しているので他の不具合ではとの疑問でしたが、エンジン・ミッションマウントなども含め、調べたところ、特に問題はなく、走行テストする中で、明らかにクラッチのつながりが悪いので、まずはミッションを降ろして、原因を確認します

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まずはシフトレバーを外すところから

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ミッションを降ろすのでバッテリーのマイナス端子を外すのは必須です

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今回、ミッションオイルは抜きませんが・・・

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トランスファーオイル(ATF)は抜きます

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横着して、一軸側のみ外します

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トルク制御するアテーサはまるごと外します(エアー抜き面倒なので)

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ミッションメンバーとマウントも外しました

前回は、メンバーを外さないで外したんですが、かなり時間が掛かったので学習していたのか外しました

R32のシャシボディは5ナンバー用なのもあってかミッションを90度近くずらさないと外せませんって、ホンダのS2000みたいにエンジンメンバーごと下に降ろして外すようになっていれば話も早いのですが、100mmも落とせるボルトは付いてないので、この方法がベストかと思います(あくまで店主の作業です)

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降ろし中(トランスファー側が少し下を向いてると思います)

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外してビックリしたのがフロントカバーの潰れによる損傷

まずは、目を疑いました

元々付いてたミッションの時は、当たることは無かったのですが、リビルトミッションに交換したらこんな状態

ちなみに、インプットシャフトに覆いかぶさるように付いてるのがフロントカバー(ニッサン部品では、「天狗のお面」と呼ばれているそうで、確かにレリーズベアリングがスライドする部分がやけに出っ張って見えるからなんとなくそう見えるかも知れません

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写真右が天狗のお面?のフロントカバー、ようやく外しましたよ

ただ、まだ解りませんOS製のクラッチも4年前に小倉クラッチから変更していますが、リビルトミッションと交換と同時にオーバーホールキットを購入してディスク、プレート、カバーとも交換しています。

ただ、取扱説明書を見る限り順番に組むように説明が有るし、わざと大きな数字で解りやすいようになってるので、間違うはずもなく、OSさん側が間違わない限り、当たって潰れるなんてことはありえません

店主も、ミッション系に関しては色んな社外パーツを取付けて来ましたが、こんなトラブルに有ったのは始めてですし、どっちが悪いのって感じです

リビルト会社によると前期と後期のミッションは違いますと言われたけど、前期型のクラッチシステムは、今でもメジャーなプッシュ式(このGTRも同じ押す方向)で、後期型は、プル式(引っ張る方)

つまり、前期後期ともにこの部分が違うだけで、フロントカバー部分を変更することで、OS製の変更システムを使わずともプッシュ式になるから、当たって潰れることはありえないのですが・・・

まずは、なにが原因なのかを両方の企業に問い合わせ中ですが、明日朝にニッサン部品に行って、部品を調達してから考えたいと思います

続く

2018年9月20日 (木)

トヨタ・MR2、AW11系、タイミングベルト交換、オイル漏れ修理他(^^;

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今日から彼岸入りようやく仕事がしやすい季節になりました

さて、リアルタイムではありませんが、いつもご入庫の逆輸入車である左ハンドルのトヨタ・MR2

今回は、タイミングベルト交換と、車検時にデスビのオイル漏れ修理したのですが、まだオイル漏れが治っていないため、ついでに再修理となりました

また、次いでにヘッドランプの交換とフロントのテンションロッド・ブッシュも交換します

まずは、テンションロッド・ブッシュ交換から・・・

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リヤのアングルから

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車検の時は、ここまで酷くなかったのですが、車検後、お車を使うことが多くなった様で、いつもとは違うハイペースで距離が増えてしまった関係で、一気に劣化したと思われます

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外したテンションロッドと新品ブッシュなど

まだ部品が出るので助かりますね

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交換後、ロッドは綺麗に塗装しましたここだけ浮いてますが・・・

次は、タイミングベルトです

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作業前のエンジン

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オイル漏れがまだ治っていませんでした

見た感じ、オイルパンでは無くて、オイルシールか他に漏れがありそう

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分解していたら、漏れの場所が判明(矢印部分)

エンジン掛けっぱなしにしていても漏れが出ないので、変だなぁーと思ってましたが、止めるとシールから滲んで来るのですが、オイルシールからはそれほどの漏れではありません

どうやら、写真左側のオイルレベルゲージ用の抜き差し用のロッドから漏れが有ることが解りました

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取り外してパッキンを見たら(写真右が新品で左が劣化したパッキン)

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外した瞬間、切れちゃいました

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タイミングベルト交換作業中

当初は、別作業になるかなと思ってましたが、ついで仕事だったので、追加工賃もほぼ出ずに作業は進みます

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やはり、クランクオイルシールから漏れがありました

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ちなみにカムシールも漏っていたので交換します

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新品シール、組付け後

こっからは、いつものタイミングベルト交換なので端折ります

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組付け中

完成形の写真が無くてすみませんが、作業は完了したので最後のヘッドライト交換です

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今回、交換するヘッドランプ

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反射板が曇ってしまって暗くなってしまったヘッドランプ

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左が外したヘッドランプです

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ポジション球をなんとか取付中

元々のヘッドランプにはポジション用の穴が開いてるのですが、購入したIPFのヘッドランプにはバルブに直接固定するタイプなので、現在付いてるHID(キセノン)に固定し直して配線をやり直します

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完成

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ヘッドランプ取付後のスモール状態

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ヘッドライト点灯時

眩しいくらいに綺麗に点灯しています

店主もオススメの55W、4300ケルビンのHIDです

6000ケルビンだと青白いホワイトですが、こちらは少し太陽光に近く、わずかに淡黄色が入る明るさになっておりますので、反射板が白く曇りづらい特徴があります

これで完成となりますが、他にも治す作業も有るので、何度かアップすることになるでしょう

2018年9月18日 (火)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その4(^^;

最近、腰を低くしての作業が多くなったせいか腰が痛くて仕事に支障が出始めてる店主です

さて、エンジンオーバーホールでお預かりのアリスト

部品調達、在庫の有無に時間が掛かってしまったのも有るのですが、予定通りに作業が進まなく、結局仕事の合間に作業してるのですがようやく、測定まで進み、ある程度の見積もりが出せそうなところまで来ました

まずは、前回にエンジンスタンド固定ボルトが長すぎて、回転できない不具合がありましたが、ようやくボルトを入手することからスタートになります

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エンジン固定ボルトを付け直しました

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180度回転できて良かった

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オイルパン取り外し後

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オイルパン・アンダーカバー取り外し後

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外したパーツ

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クランクシャフト、スラスト方向の測定

まずは、取り外す前に測定出来るところは作業して行きます

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コンロッド、ジャーナル部分の隙間測定

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コンロッド、1番メタル

外した後に、プラスチゲージで測定予定でしたが、明らかに傷が深いのでメタルは交換するので測定は省きます

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ピストン・コンロッド取り外し後

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クランクシャフトのコンロッドジャーナル部分は、傷もなく綺麗でした

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次は、クランクキャップ取り外し後

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クランク側のジャーナルも綺麗ですが・・・

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メタルは、1番、2番と5番、6番が摩耗していました

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シリンダーは、綺麗でした

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ほぼ、分解したパーツ類ですが、細かい重要部品は別に保管しています

次は、いよいよ測定作業になります

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シリンダーボア測定中

写真の右側にカムシャフトがバイスに挟まれて写っていますが、これも測定します

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ピストンとシリンダーの隙間測定中

JZ系エンジンは、少々変わっていまして、ピストンとシリンダーの隙間をシックスネスゲージで測定して、1個でも限界ならピストンを全て交換しろとの指示になっています

全てを均等にしろってことなんでしょうか

測定したら、サービスマニュアル通り、ピストンは全交換となりますが、アンダーサイズの設定がなさそうなので、指示通りピストンだけで良いのかなと疑問です

でも、クリアランスは、トータル的に100分の5ミリなので、シリンダーボーリングする必要も無さそうです

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クランクシャフトの歪み測定

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クランクジャーナルの測定中

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カムシャフトのカム角の測定中

結果的には、特に限度から外れることもなく、機械加工は必要なさそうですが、シリンダーヘッドのバルブなどがまだなので、これから分解して測定確認したいと思いますが、次回へと続きます

しかし、2リッターの6気筒は、まだ軽かったけど・・・3リッターのエンジンは、何から何まで思いですね

2018年9月17日 (月)

トヨタ・アリストJZS16◯系、ハブベアリング、エアコンリレー交換編(^^;

整備組合の行事があって、ブログをお休みいたしましたが、今回の内容は、エンジンオーバーホールしてるアリストでは無くて、毎月定期的に修理依頼をいただいてるオーナー違いのアリスト編です

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作業の内容は、エアコンリレーの(マグネットクラッチリレー)交換と、フロントハブベアリングの交換です

特殊な作業では無いので、写真のみにて失礼しますが、エアコン関係はあまりブログでアップしていないのと、トヨタ車以外でもこのトラブルは大変多いので、ご参考にしていただけたら幸いでございます

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矢印部分がリレーです

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社外純正をチョイスしました

ここだけは、説明しますが、大概のメーカー車は、コンプレッサーにリレーが使われています。

例えば、トヨタの一部、ダイハツの一部、ホンダの一部、スズキはほぼ全車、ニッサンの一部、などですが、症状としては、エアコンを入れても冷えない、エアコンガスは入っている、エアコン用の冷却ファンは回っているという、条件が重なった場合、疑われるのはマグネットクラッチリレーです

ただし、今回のアリストみたいに丁寧にマグネットクラッチと書いている場合と全く違う名称で記載されていますので、詳しくは当店またはディーラーで聞いてください

もし、ディーラーで「解らない」と言われた場合は、調べるのが面倒なだけですから、強い口調でお願いしましょう例えば、「電装屋さんに聞いたら、リレーが使われていますと言われた」とかですが、それでも調べていただけない場合は「売ってる車なのにそんなことも知らないの?」と言ってみましょう、整備士のプライドが許さないと思いますから、調べてくれると思います

ただ、ヒューズボックス内蔵タイプや、元々りれーが使われていないタイプ、前期後期で代わっている場合もありますので、お気をつけくださいませ

さて、ハブベアリングへと作業は続きます

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片側のみで失礼します

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キャリパー、ローター取り外し後

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ABSセンサー外します

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ハブナックル取り外し後

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裏のハブキャップを外すとロックナットが

アリストのベースはそもそも、クラウン、マジェスタがベースなんで、4WDの設定も有るので、FRの場合はスピンドルがハマってロックナットで固定するようになってるようです

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ロックナット、ABSセンサーギヤー取り外し後

ちなみに左右で混在してます・・・

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左右分解後(途中)

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新品も含め分解途中

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ベアリング抜き取り中

ベアリングの抜き取りは、写真の簡素なバーナーで外せたのは片方だけで、もう片方は本格的なガスバーナーで外しました

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外れたハブベアリング

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新品のハブベアリングを圧入中

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ベアリングを入れてオイルシールを組み、バックプレート取付後

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最後にスピンドルフランジを組付けます

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ロックナットを付けキャップを付けて車台へと組付けます

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いきなりですが完成です

ここからは、アクシデント編です

右はなんとも無かったのですがって・・・後に右にも不具合がありましたが・・・

まずは左

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アッパーアームとハブナックルを止めてるナット

欠落して壊れています 締め付けに制限が有るので怖いですね

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左が普通のナット

偶然、中古で取っておいたナットがここでお役に立つとは

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組付け後、完成です

次のトラブルは・・・

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ロアアームの偏心ボルトが緩んでいました矢印はガタによりサビが出ていました

驚きました

ハブベアリング交換してタイヤを組付けた後、普通に前後左右に揺すってガタが無いか確認をするんですが、左はなにも無かったのに右はガタガタ

はじめ、締め忘れでも有るのかと調べて行くと、上の写真(矢印)部分が緩んでいました

しかも、写真はありませんが、ステアリングラック部分のネジの山部分の量が明らかに左右比較にならないほどズレています

まさか、こんなにガタが有るのにアライメントが狂ってるのでトーイン調整だけしてそのまま車検受けたって感じです

ひどすぎるねってひどすぎるよ

絶対、陸自に持ち込まない業者か?持ち込んだ陸自の検査官のミスでしょ

とりあえず、アライメント調整がトーインしか出来ないので、左の位置と同じ状態に戻して締め付け、トーイン調整しましたが、元に戻すのに15mm近く調整して完成となりました

お客様には、完璧なアライメント調整では無いので、改めて4輪アライメントをしていただきたいとお伝えしてお渡しになりました

これで、事故にならなかったから良いけど、事故になっていたら車検整備ミスでトラブルでしょう、怖いですね

2018年9月14日 (金)

ベンツ・Bクラス、CVTミッショントラブル修理編その2完成(^^;

気温はそれほどでも無かったのですが、蒸し暑い日中でしたね

さて、ディーラーに修理をお願いするとミッションまるごと交換で100万近い修理代になるのですが、埼玉のアールエスウーノさんにお願いしたCVTコントロールコンピュータが戻って来ましたって実は先週末に届いていたんですが、他の作業が多く、伸び伸びになりましたが、ようやく取付作業開始です

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届いたオーバーホール修理後のCVTコンピュータ

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他に用意したのは、オイルパンガスケット(写真右)オイルストレーナーフィルター(写真中央)、CVTフルード(写真上)です

ちなみに写真下に有るのは、コントロールバルブユニット(バルブボディ)分解すると解ると思いますが、迷路みたいなところです

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コントロールバルブにCVTコンピュータを取付けます

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外したオイルパンに新品のガスケットを取付後です

オイルパンの中は、ウエスで拭いた後、パーツクリーナーで洗浄します。

これをしないとウエスの繊維が付いたままになってしまい、トラブルになりかねませんので

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丸く見えてるのがCVT部分メインです

ここに、先程のコントロールバルブ(CVTコンピュータごと)を取付けますといいますか、外した逆に組み付けていきます

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ストレーナーフィルターまで組付けた後

この後、オイルパンを付けます

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矢印部分は、コンピュータの主電源部分で、配線が付いたカプラーがボディ側です

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無事、取付け

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完成です

完成と言っても、最後にCVTフルードを入れて、テスト走行後、オイル量を見て足りなければ補充して、ホントの完成となりますが、診断機でデータを消去するのも忘れずに

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CVTフルードを入れています

基本的に、オイルパンから抜いた量は、約4㍑、ですが、バルブボディも脱着しているのとフィルターも換えていますので、約6.5㍑ほど入りますので、先に4㍑入れてエンジンを掛けて少しポンプで吸わせてから、残りの2㍑を入れ、最終的に残りのフルードを入れて調整します

ちなみに、最近のベンツ車両には、オイル量を見るためのオイルレベルゲージがありません

なので、抜いた量をしっかりと測っておきましょう

ちなみに、専用のレベルゲージは、当店でも売ってくれません

ベンツ専門じゃないですからね

テスト走行もバッチリでした

最後に、明日は整備振興会支部の納涼会が有るため、ブログはお休みします

2018年9月13日 (木)

スカイラインR32系、エアコン修理編その2完成!?(^^;

店主ごとで恐縮ですが連休明け、ようやく部品待ちのパーツが届きはじめました

まずは、お題のスカイラインから、同じスカイラインですがワゴンの部品、まだ、ブログに書いてないパーツまで、どれから始めようみたいな感じですが、一つ一つ始めますがR32エアコン修理編から

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リフトにセットしたR32

エアコン修理の点検結果から、ECUエンジンコンピュータが原因なことが解り、新品はすでに無いため、中古のコンピュータ待ちだったのですが、ようやく届きました

それと並行して、ファンベルトの鳴きが酷いので、ついでにベルト交換模するため、リフトアップ

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アンダーカバー取り外し後

ベルトの取り外し作業の写真は無いのですが、新旧ベルトの比較写真で

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左が新品で右がすり減ったベルト(プーリーに当たる部分)

すでに表面側(写真では裏側)は、薄皮一枚状態になっていましたある意味、使い切っています

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新品ベルト取付後(角度が微妙ですみません)

次は、中古のコンピュータの入れ替えですが、エバポレータに入るセンサーがぶらぶらしてるので、組み付けて行きます

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新車の時は、上の方にサーミスタが付きますが、次回交換からは、矢印に組み付け出来るように親切設計しています

多分と言いますか店主もR30のスカイラインに乗っていましたが、ニッサンのエアコンは良くサーミスタが壊れます

ただし、今回のR32は、サーミスタの測定しましたが基準値内でしたが新品に付け替えて確認をとってもコンプレッサーは回りませんでした

矢印の部分をカッターで切り、サーミスタを取付けます

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いきなり、取付後順番に写真を撮って無くてすみません

ちなみに、脇に少し長めの穴が空いていますが、オプションのクーラーボックスに接続するダクト取付け穴ですサーミスタ取付けのため外しています

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ダクトを付けるとサーミスタが隠れてしまいます

コンピュータも交換して確認せずに組み付けてますが、確証が有るので、作業効率重視で組み付けてます

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右側が壊れているECUで左が新たに購入した中古のECU

ちょっとドキドキしましたが、無事にコンプレッサーが回りました

ちょっとアクシデントもありましたが・・・

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気温が気温だったので、エアコン付けて5分ほどでこの温度です

治りました

回りの中古部品販売店からは、コンピュータは滅多に壊れないと言われますが、たまに有るんですね

ただし、基本的にはサーモセンサー(オートエアコン用)、サーミスタ、エアコンコントロールユニット(アンプ)が基本みたいなので、まずは、アンプの電源がECUに入るかどうかを確認してサーミスタ、サーモセンサーの基本点検、後はエアコンリレー、圧力センサー、コンプレッサーのマグネットクラッチは確認しましょう

それで問題なければ、ECU(コンピュータ)が壊れている可能性があります。

ただし、エンジン用のコンピュータ自体には何の問題も無いので、エアコン不要の方は、交換しなくても大丈夫ですね

追補

次の日にテストしたらヒューズが飛んでしまいました

もうしばらく、修理に時間が掛かりそうです

続く

2018年9月10日 (月)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その3(^^;

日中はパラパラ程度の雨ですが、夕方から本格的に降り出したんで、ようやく砂嵐から開放です

さて、アリストエンジン、オーバーホールの続きです

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カムシャフトホルダーのクリアランスを測定準備

ヘッドを外す前に、カムシャフトとカムホルダーの摩耗限度を測定します

以前は、分解後に測定をしていましたが、効率が悪いので分解中にいっぺんに測定することで無駄をはぶきます「もっと前に出来ただろ」って突っ込まないでね

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規定値に取付けた後、ホルダーを外して確認

マニュアルを見たら、全て基準値内で楽勝でしたが・・・当たり面に少し傷が有るので気になりますが、深くは無いのでOKです。

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ヘッド部分のパーツを外し・・・

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距離相応のスラッジですね(シリンダーヘッド)

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シリンダーブロック側

まずは、ヘッドとブロック上面のガスケットカスを綺麗に取り除き、上面の歪を測定します

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綺麗にしたヘッド面

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同じくシリンダー上面

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シリンダーヘッドボルトの伸び側測定

ボルトは、限度ギリギリなので、さすがに新品交換ですねNAエンジンと違い、3リッターターボエンジンには負荷が大きいのでしょう

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外したパーツ達

ここから、腰下をバラそうと思ったら、意外なアクシデント

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ボルトが長すぎて、180度(360度)回転出来ません

うかつだったと言えば、綺麗事ですがボルトが長すぎたぁー

12mmの太さで、ピッチが1.25mmのボルトってそうそうありません

近くに、ボルト類の専門店が有るのですが、そこでも無くて取り寄せになってしまいました

逆にスペーサー部分をブロク側にすればと思う方もいると思いますが、強度的に怖いですね直列6気筒は重いし長いですから・・・

ここで、今回は終わりですが、次回は腰下をバラして、大体の見積もりが出るかと思います

エンジンオーバーホールは、概算でいくらとお伝え出来ても、バラして見ないとはっきりとした金額は出来ません

要は、中身の状態で安くなるか高額になってしまうかなんですが、こればかりはお客様の予算に委ねられます、しかし、妥協も出来ますが保証は出来ません。

そもそも、オーバーホールしたからと言っても新車のようにはなりませんが近い状態にはなりますお間違えの無い様に

続く

2018年9月 9日 (日)

トヨタ・アリストJZS16◯系、エンジンオーバーホール編その2(^^;

相変わらず、風が弱くなりにくい状況ですが、やっとエンジンの分解作業へと進めたアリストのエンジン

実は、分解したパーツの置き場所が無くて困ってもいたんですが・・・

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エンジンオーバーホールガスケットキットです

冒頭から失礼しますが、2JZエンジンのガスケットキット・・・高っ

6気筒でも普通3万諭吉くらいですが、これで6万諭吉します

人気のエンジンだからって、ボッタクリでしょトヨタさん

でも、パーツの供給が有るだけでも良しとしましょう

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インテーク部分分解中

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配線類の取り外し中

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前回りの分解

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オイルクーラーのアダプターですが何故か?ナットが無い

このあたりは、後にサービスマニュアルを確認しますが、ナットが付いた痕跡も無いので、ズレ防止用のロックピン代わりかと・・・

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汚れはありますが綺麗な方です・・・もしかしてワコーズのREXでも施工したんでしょうか?

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ターボ車の宿命ともいえるゴムホースの劣化あっさりと割れました

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途中写真ですみません、タービン本体まで来ました

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プライマリータービン

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セコンダリータービン

一応、ツインターボなんですが、全てを同時に動かしてはいません

低中高とオールマイティーに作ったツインターボです(他社メーカーもほぼ同じ)が、ニッサンのGTRは、低速からツインで制御してるんで、システムの違いですかね

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タービン側オイルドレンホースも交換です

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タービン取り外し後のエキゾースト

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写真が前後しますが、インテーク側も取り外しました

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いつも写真にアップしますが、重要パーツです

今回は、オーバーホールなので、写真も取りやすい位置ですが、通常、タイミングベルトとオイルシール交換時には、絶対外すクランクタイミングプーリーなので、忘れずに矢印部分を取り外してください

忘れて強引に外すとギヤー側のクランクセンサーギヤーが破損してエンジンがかからなくなりますので

また、横道にそれましたが続きを・・・

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タイミングベルト部分

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カムカバー取り外し後

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カムホルダーを外してカムシャフトを外しますが・・・

本日は、ここまでですが、ここからは分解前の測定作業も並行して作業しますので、次回へと

2018年9月 8日 (土)

マツダ・コスモスポーツL10系、車検整備編その5治らず(^^;

今日も、相変わらず強風

洗車してるそばから砂がかぶって来るので、拭き取れない状態

鈑金塗装工場さんは、もっと大変なんだろうな

さて、少しづつですが、部品待ちのお車のパーツが届き出しました

まずは、車検整備と加速不良トラブルのコスモスポーツ

クラッチレリーズキットの代用品が見つかりました

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組み付けたので、外した部品と交換した部品の箱です

一応、マツダとニッサン共用のレリーズキットで、今どきの車にはリターンスプリングがシリンダー内に入りますが、コスモは外側にリターンスプリングが有るので、入れる必要は無く、ピストンごと交換できました

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レリーズピストンが少し長いので、ロッドで調整することで遊び調整も可能です

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組み付け後

上に有るスプリングがリターンスプリングになります

当初は、ジャバラになってるブーツが合うのか?と心配してましたが、問題はありませんでした

コスモスポーツオーナーさんなら、知ってるとは存じますが、参考にしていただけたら幸いです

シリンダーごと交換する場合は、シルビア&180XのCA18DEエンジンに使われてるレリーズシリンダーが使えるのですが、クラッチホースを長めにしないと駄目なのと、取り付けボルト部分が10mmなので、少し加工が必要です(あくまで参考です)。

さて、上記の内容は、届いてからの作業ですが、届く前に加速不良のトラブルを考えてる中、後はどこに不具合が有るのだろうかと悩み、最終的にメターリングポンプに行き着きました

ただ、可能性はゼロに近いのですが、中速域部分がもしかしてオイル供給が詰まり気味で不具合が生じているのかなと思ったのですが・・・

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メターリングポンプ

メターリングポンプ??

ロータリーエンジンの仕組みをご理解いただけない方に、簡単に説明をさせていただくと、レシプロエンジンで言う、2サイクルエンジンに潤滑オイルを供給するポンプになります

4サイクルエンジンだと、クランクシャフト、カムシャフトなどに潤滑用のエンジンオイルがあって、燃焼室に潤滑オイルを供給する必要がありませんが、2サイクルエンジン同様、ロータリーエンジンにも燃焼室内に潤滑オイルを供給しないとアペックスシールが駄目になってしまいます

ロータリーエンジンには、別に潤滑用のオイルが入っているのに変だと思いますが、先に書きましたが、アペックスシールを守るために、他の潤滑オイル(4サイクルオイル)をキャブレターに供給しています。

新しいRX-7やRX-8は、モーターで制御しており、こいつがダメになると露骨に加速不良になります、インジェクションだから、守るために制御が働きます

余談?が長くなりましたが続きを

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外したポンプ

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回りを掃除してたら、キャブレターで有名なミクニ製だった

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分解後

全てを分解は出来ませんでしたが、スラッジが酷く汚れていました

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組み付け後

途中の写真が無くてすみませんが、エンジンに取付けて、再調整をしてテスト走行しました

しかし・・・残念ながら、3千回転付近の不具合は解消されませんでしたが、今回、キャブレター、デストリュビュータオーバーホール、インテークマニホールド・ガスケット交換とエキゾースト系の詰まりなどの確認、燃料の供給量のチェックとレギュレータ交換も含め、やれる作業は全てやりましたし、最初の不具合事例では、有名なショップさんに当店のような小さな町工場にも来ていただき、エンジン自体の圧縮も測定いただきました

結局、調子は以前よりは改善してるものの、スムーズな加速が出来ず、それでいて走行は出来るし、4千回転からの加速は、良い

店主は、見習い期間も含めると整備士になって、32年になりますが、治せない症状ははじめての経験になりますが、年式が古いのとロータリーエンジンの知識不足もあって、なぜ?????が頭の中を駆け巡り、ものすごく凹んでします

ここまでやって治らないと、ある意味意地でも探したくはなりますが、店主のわがままを進める訳には行かないので、お客様にはメールにてお伝へさせていただきました

モヤモヤしますが、店主の限界ですかね

2018年9月 7日 (金)

BMW・ミニ、エアコン不具合、修理編その2完成(^^;

今年は、強風が多い年ですねぇー台風行ったのに

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工場のコンクリート床ですが、半日で砂(土)だらけです

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掃除後です

ここんとこ毎日のように掃除してますが、畑の中に工場が有るから仕方が無いのですが、ほんとに困っています洗車したそばから砂がかぶるので、拭き取りも出来ません

さて、文句ネタですみません

ミニクーパの続きになります

加工と洗浄、除菌も済ませたんで、元通りに組み付けて行きます

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交換する部品と外した部品です

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エバポレータとヒーターコア取付後

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組み付け中

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ユニット組み付け完成です

この後は、車台に組み付けして行きます

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いきなりですみません、ここまで組み付けました

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ほぼ完成に近い状態まで

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最後はステップ部分のカバー取付ですが、助手席シートは外さないと駄目です

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室内は完成しました

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室内とエンジン側を繋ぐ、エアコンとヒーターホース部分

こちらも、無事に元に戻して、冷却水を入れてエアー抜きからはじめ、完了後、いよいよエアコンガスを入れますが、その前に真空引きをします

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真空引き中

いっぺんに全てが出来ると楽なんですが、基本は冷却水のエアー抜きが第一優先で、その後、エアコンガスを入れます

必ず、エアーがちゃんと抜けているか、冷やしてから冷却水の確認補充は必須になります

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ミニクーパのガスの適正量は415g±10g

現在のガスだと2本分で十分です(1本200gです)

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アイドリングで16度、普通にOKだと思います

問題は、うまく水はけが出来てるかですが

こればかりは、数日しないとなんとも言えません・・・が、以前よりは改善(テスト時)されていると思うので、大丈夫かな

2018年9月 6日 (木)

ホンダ・ステップワゴンRF系、車検整備とオイル漏れ修理編(^^;

冒頭から、北海道で大きな地震被害がありました、被害に遭われた方、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げますm(_ _)m

さて、台風一過の後は、良い天気になるのですが、最近は強風を残したまま去って行くので、砂が舞って困りものです

今回は、車検編パートⅡになります

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毎回、修理、車検でお越しのステップワゴンです

何時も通りの車検整備なので、途中工程は端折りますが、ブーツ交換と、車検にはあまり関係ないエンジンオイル漏れ作業をアップいたします。

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まずは、ステアリングラックブーツ交換から

車検で合格できないのは、各々の足回りブーツとドライブシャフトブーツ、後はゴム類の劣化による割れ等に関しては交換をしないと車検は合格出来ません(他にもあります)

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あらかじめ、外す前に測定しときます

タイロッドエンドを交換した場合は、あまり意味はありませんが基準にもなりますし、ブーツだけの交換なら、意外に狂いはありませんので、アライメント調整が苦手な方は参考にしてください

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上が切れたブーツです

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交換後です

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エンジンオイルパンより、オイル漏れ

次は、オイル漏れなんですが、ひどい漏れでは無いので、車検は合格出来ます・・・が、駐車場に少しオイルがこぼれて心配だと言うことで、交換作業をします

この年式のホンダエンジンは、オイルパンに液体ガスケットを使わず、ゴムパッキンが使われています

こいつが古くなると漏れますって普通にゴムですから劣化してしまいます

要は、カムカバーガスケットにゴムが使われているのと同じで、劣化すればオイル漏れが起きます

そのくせ、在庫が無くてメーカー在庫です

古いと言われれば、そうなんですが、そこはトヨタと並ぶホンダと思いましたが、トヨタのマネは出来ませんよね、さすが世界のトヨタですね

参考ですが、この車のエアコン部品はすでに廃止になっておりますので、修理する方は、ワンオフで作成してもらうしか無いのでご注意を

余談になりましたが、パッキン交換へ・・・

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オイルパッキンを取り外し中

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オイルパンを外し、清掃しました

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左が、劣化したパッキンで右下が新品

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オイルパン取付後

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エキゾーストのフロントパイプ取付ナットは新品に

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触媒部分のフランジ部分も新品ボルトに交換しました

最後に、無事に車検は合格してお客様にはお渡しとなりましたが、車が動いている以上、交換できる部品は、新品に交換してあげたいですね

2018年9月 4日 (火)

スバル・トラヴィック、車検整備編(^^;

すごい台風の影響で、被害に合われた方には、お見舞い申し上げますm(_ _)m

千葉も、直撃を受けた比ではありませんが風が強く、相変わらず春の嵐のような状態です

さて、当店でも車検整備のブログはアップしているのですが、未だに車検はしていないようなお問い合わせをいただいていますが、国の許可を得た整備工場ですから、修理以外にも車検付整備も承っております

では、前回も車検整備でご入庫のトラヴィックですが、今回もご入庫いただいたので、当店の車検整備内容を少しアップさせていただきます

なお、他店の格安車検に比べて安くありません

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当店では、目視の点検も有るのですが、大事な部分(保安基準部分)に関しては、外して確認はしております

普通の整備工場なら最低限の作業かと思っていますので、サクッと行きます

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まずは、エンジン関係から

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エアーエレメントの確認(交換不要な状態なら、清掃で済ませます)

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プラグの点検

昨今は、イリジュームプラグが主流なので、以前の白金プラグより耐久性が無いため、確認はしています

今回は、異常ありませんでした

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クーラント(冷却水)の点検です

本来なら、2年毎(新車時は3年後)に交換が必須(メーカー側推奨)になっていますが、昔のクーラントプラス、エンジン自体の作りの良さも関係して、4、5年くらいなら綺麗ですし、凍結温度もクリアーしてることが多く、当店でも一度冷却水を交換したら4年経ってから交換したり、もしくはリカバリークーラントみたいなワコーズさんとかで出てる添加剤を入れるなどの処置をしています(ただし、走行キロが多い車両は別)

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エンジンカバーを付けたらこんな感じです

ちなみに、ベルトの点検もしてますが、写真で撮りづらいので端折りました

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オイルレベルゲージセンサーからオイル漏れがあります

ちなみに、センサー自体は、オイルパンの中に入っていて、写真の漏れてる部分はセンサーをつなぐためのカプラーでした

ところが、ここのパッキンからオイル漏れしているので外してパッキンを交換しようにも外には外せません

つまり、オイルパンを外して内側から外さないとなりません

どおりで、Eリングで止まっているから不自然だと思いましたよ

表から外せるんだったら、ねじ込みにするか?ボルトで止めますよね

工賃もかなり高い出費になるので、パーツクリーナーで掃除してそのまま、陸運局で車検を通して来ます

この程度のオイル漏れなら、問題なく車検は合格出来ますので

次は、下回りとブレーキ回りです

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ブーツ類は大丈夫です

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角度を変えてタイロッドエンドブーツも大丈夫ですね

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フロントブレーキパッド確認

目視でも見れますが、キャリパーの動きや、液漏れを確認する意味で分解はしています

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リヤも同じ様に確認します

後は、ブレーキフルードの交換、他にご依頼を受ければエンジンオイル、オートマオイルなどの油脂類の交換などもします

写真はここまでですが、タイヤの空気圧(スペアータイヤも見ています)電気回りの確認、ホーン、ウォッシャーやワイパー確認、発煙筒などの常備品の確認などを経て、陸運局へ車を持ち込み、検査を通して問題なければ合格となります

最近は、格安の民間工場さんがオイル漏れしてるだけで車検が受けられないと言ってるようですが、それでは直して車検をして欲しいと言うと、「当社では出来ない」と断れるそうな

全ての民間整備工場が、こんなおそまつな対応をしていないとは信じていますが、車検を通すために不具合があったら、直して車検を通し、次回の車検までお乗りいただけるようにするのが、本来の整備工場の趣旨だと思いますが(一部の保証外は除く)オイル漏れも直せないのに、車検を受けてる民間工場って、ある意味ユーザー車検代行業者と、さほど変わりませんよね

それでいて、ユーザー車検代行業者は違法だと文句言ってるなんて、本末転倒じゃ無いですか?

ちなみに、当店は認証整備工場です(しつこい

最後に、大手の民間工場さんは、限定認証で認可を受けてる工場さんもいます

ただ、エンジンを脱着して分解する行為以外は、全て修理可能なはずなので、なにか法律の趣旨を勘違いされてる限定認証工場さんが多いのかな

特に、エンジンのオイル漏れに関しては、皆さんやりたがりません

そういえば、昔、タペットパッキン(カムカバーパッキン)の交換をするだけで分解整備だと言ってるアホな整備士がいたから、都市伝説みたいなもんなんですかね

※作業的に、全ての部品を交換する際に、「分解する」と言いますが、国の基準で決めてる分解整備基準の定義とは異なりますので、詳しくは国土交通省のホームページから道路運送車両法の分解整備に関する法律の定義を見て確認してくださいませ

って、国のホームページは見づらいよねぇー硬い人種の集まりばかりだから

2018年9月 3日 (月)

BMW・ミニ、エアコン不具合、修理編その1(^^;

ようやく、続けての雨になりましたが、蒸し暑い

人間てわがままですがもう少し降ってくれると湿度があっても涼しいんですけどね

さて、昨年の暮れから今年始めに大々的に修理したミニクーパー

今回は、エアコンを付けるとカビ臭いトラブル修理編になります

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エアコンガスを抜いています

この作業の前に、ガス漏れの疑いもありで、ガス漏れ検知液と足りなくなったガスを少し充填して、1日2日エアコンを循環させた後、放置してから漏れの確認(ブラックライト)をしたんですが、エンジン側のコンプレッサー、コンデンサー、角パイプのつなぎ目部分も調べましたが、漏れが発見出来なく、後は室内のユニット側の漏れが有るのかなと思い、ガスを抜いて、室内側を分解していきます

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エンジン側と室内側のアクセス部分です

国産車、外国車問わず、通常はエンジンルーム上からアクセス出来るのですが、ミニはスペースがギリギリなので、下からではないとアクセスが出来ません

リフト必須です

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ハンドルを外し、分解作業中

最近の車両は、国内問わず、ダッシュ盤を外さないとエアコンユニットを外すことは限りなく不可能になりましたね

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上部のパネルを外した後

一部の国産車も採用されていますが、最終的に3段階に分解しないと外せません

これが、面倒な作りですが、分解は、1度や2度ではないのか、取付部分にビスは無いは、プラスチック部分は、劣化で割れネジが止まらないほど大きな穴になっていたりで、組み付ける時、どうしようかと考えさせられる事も考えながら分解していましたよ

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ようやく、骨組み部分を外すと真ん中に有るユニットが外せます

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エアコンユニットが丸見えに

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外したユニット

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ほぼどんがらに・・・

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外したダッシュの一部(他にも別な場所に)

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ユニットを全部バラした後

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エアコン、エバポレータが取り付く場所

明らかに、水はけが悪そうです 作業したのが、エアコンを切ってから1日以上経ってから分解してるのに、未だに水が残っていて、回りにはカビが生えていました

これは、作り悪いです

ただ、対策しても傾斜があまりに緩いので、不要な部分を削除しても気休めなのではと思ってしまいますが・・・

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アフターです

少しでも、水の流れを良くしようと試行錯誤で対策したんですが、これで上手くいくと良いのですが・・・

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エバポレータ洗浄中

後は、空調に関する部分の洗浄と抗菌スプレーをした後、組付けになるのですが、まだ、必要な部品が来ていないので、じっくりとつけ置き洗浄しています

次回は、組付けをお伝えしたいと思いますが、逆の順番で組み付けるので写真が少なくなるかと思います

最後に、室内のユニットからのガス漏れも検知出来ませんでした

多分、年数が経ってる車なので、自然にガスを入れる注入バルブから自然に抜けたのかも知れませんね

続く

2018年9月 2日 (日)

スズキ・スイフト・スポーツZC系、左フロントショック交換編(^^;

店主の願いが少しかなったのか午前中だけですが、少し雨が振りました

ホントなら、もう少し降って欲しい

さて、少し前にフロント右側より異音が出ていて、右ショックアブソーバー交換と一緒にタイヤ交換したばかりのスイフトスポーツだったのですが、交換後、左側からも少し音が出ていたので、早めの交換をオススメしたんですが、やはり負担が出たのか

音がうるさくなったみたいで、左も交換となりました

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左ストラット側

右側の時は、フレームナンバーを見るためのカバーを外すことでアクセス可能だったんですが、左側は、ダッシュパネル(エンジン側)を外した状態

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左ショックアブソーバーオイル漏れがひどい

右を交換した時は、全く漏れがありませんでしたが、やはり壊れる寸前だったんですね

やはり片側だけ交換して、そのまま長く乗るのは難しいんでしょうか

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新品のショックは、モンロー製なので、3万諭吉もします

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組み換え後

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取付後になります

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左のダッシュパネルを元通りにして完成です

スイフトスポーツは、純正でモンロースポーツのショックアブソーバーが使われているから高いのかも知れませんが、同じモンローでも純正として買うよりは、モンローブランドで買った方が安かったりして

余談は、さておき、結局リヤも交換しているので、これで全部交換したことになります

2018年9月 1日 (土)

トヨタ・アルファードNH20系、ハンドルから異音トラブル修理編(^^;

ようやく、お湿り程度の雨が降りましたがあっという間に止んでしまいました

ゲリラ豪雨で冠水してる地域には申し訳ないですが、降らないのも困りますね

車屋さんに関係ないだろと思いますが、回りが畑なので砂がすごいんですよ今年は特に

パーツや、エンジンのオーバーホールも出来ないし、洗ったそばから砂がかぶって来ますから、パーツ同様、車の洗車もままなりませんよ

さて、最近、文句が多くなったなぁー少し控えないと

本日は、半分リアルタイムな作業になりますが、ネット上では噂になっているアルファードのハンドルからの異音問題

ついこの間まで新車だった車だったから、当店にはしばらく縁が無いかと思ってましたが、来ました

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アルファード、ANH2OW

現象は、ハンドルを切るとコトコト、ガコガコ音が出るという症状です。

当初は、トヨタのパッソとダイハツのブーンだったかなこいつのギヤーボックスのガタが出て、ガコガコ、コトコト音が出る事がありましたが、こちらはどうやらギヤーボックス本体ではなくて、ステアリングコラムからのようです(トヨタの正式部品名称は、エレクトリックパワーステアリングコラムだそうです・・・長っ)。

まずは、バッテリーのマイナス端子を外すのですが、エンジンを止めた後でしたら5分位待ってから端子を外しましょう

最近は、バックアップを取るみたいなんで(ナビなど)、すぐに外すのはやめましょう

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作業前

ここからは、写真だけになります

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写真下に有るのは、エアーバック(足元用です)

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後にメーターも外さないと駄目です

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メーターの奥にパワステ(略称)のコンピュータがあります

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コラムポスト取り外し後(略称)

ちなみに、ここまではリアルタイムではありません

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届いたコラムポスト(写真上)

ここからは、本日の作業になりますが、メーカー在庫品でした(さすがトヨタ

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ハンドルが付いてるのが新品のコラムポストです

ちなみに、古いポストのガタを確認したら、結構ガコガコでした

店主は、不具合のポストを分解して確認はしませんが、みんカラさんでばらした方がアップしてますので、そちらをご参考に

ハンドルをわざと付けているのは、ハンドルの位置を確認しながら取り付けるためにわざと付けています

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取付後、ハンドルは邪魔なんで、取付後外しています

後は、サクサク元に戻して行くだけですのでまた写真のみになります。

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下からのアングル

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だいぶ進んでます

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ハンドルロックの取付中(まだボルトの頭が残っています)

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ある程度、トルクを掛けると締め付け用の頭が取れます

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ほぼほぼ、組付け最終段階に来ました

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無事にエンジン始動まで来ました

さて、ここからは、スロットルボディの学習と、テスト走行してハンドルの位置の再確認などを終え、完成となります

テスト走行時に確認したんですが、綺麗に異音が失くなっていました

今回は、コラムポストのみ交換しましたが、ご心配ならモーターも一緒に交換してもOKだと思います

ちなみに、ポストのみとハンドルロック取付けボルト、モーターの配線をまとめるクランプも含め、部品のみになりますが、約5万諭吉(税抜き)、これに交換作業工賃がプラスになります。

参考ですが、モーターAssyですと6万6千円諭吉(税抜き)ほどになります

最後に、ようやく1台完成ですよ・・・

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