本日は、久しぶりの快晴
しかも、過ごしやすい温度
快適です
さて、今年始めころに足回りの大々的リフレッシュをしたトヨタ・カルディナ
完成してお引き渡しをしたのに2ヶ月も経ってないのに、ミッショントラブルで再入庫
ようやく、ミッション修理が終わって、慣らし後のオイル交換で、今度はエンジンオイル漏れのトラブル

急遽、お預かりすることになったのですが、漏れの原因が酷い
なんとカムカバー自体にヒビが入っており、ここから漏れが出てることが判明、カムカバー交換することでお預かりをしたんですが・・・

外したカムカバー
外して気が付いたのですが、お客様には「締めすぎたんでは?」と言われましたが、たしかに締めすぎると割れる可能性は否定出来ません
ただ、締めすぎるのであれば、割れ方がおかしいのです
表の写真をうっかり撮り忘れてしまったんですが、表には割れたようなキズは無く、内側から割れています(写真赤矢印)
つまり、表からボルトで締めて出来た割れでは無いのです
さらに、当初、異物が挟まって出来たのでは?とも考えたんですが、店主がタイミングベルトとカムカバーパッキンを交換した際は、カムカバーに割れが在るとは気付きませんでした
ブログを書きながら、ふと思ったのですが、写真の青矢印は、カムカバーと一緒に付いてるタイミングベルトカバーのバックプレートです
通常なら、カムカバーのみ外れるのですが、推測ではありますが、過去にオイル漏れが在って、カムカバーパッキンを交換しようと作業した方が、バックプレートが付いてるとは解らず、中々カムカバーがハズれないので、レバーなどの工具で無理くり外そうとした結果、割れたのが正解かも知れません
ただ、店主も規定トルクで締めて入れば、漏れの進行を早める事も無かったのかもですが、日頃ゴムの劣化を計算して、既定値より少し強めに締めるので、もしかしたらそれが引き金になって割れが進んでしまったのでは無いかと思っています。

カムカバーを外したエンジン
何れにしても、偶然が重なったとしか言いようが無いのですが、最初に発見出来なかった事に対して、ホント反省しています
。
今後は、全ての部品に対して慎重に確認をして作業して参りたいと思いますが・・・

金属補修材
写真を見てお分かりかと思いますが、残念なことに、すでに生産中止
マジすか
場所がそれほど重要な場所では無いので、補修材で言わいるパテ盛り補修をすることに・・・


まずは、強度を上げるために割れた箇所を削って食いつきを良くして強度をアップさせる作業をしてから、補修材を盛って行きます
ちなみに、2液性のタイプで、硬化は常温で6時間ですが、心配なので一晩(12時間以上)乾かしました
それと耐熱温度は200度以上です

裏側

表側
表側は、ひび割れが無かったのですが、補強の意味で盛りました

一晩置いた後に不用な部分をリューターなどでさらって、ヤスリで慣らした状態です
見た目、アルミっぽいのが解ります
後は、元の順序で組付け、漏れたオイルを洗浄して、しばらくエンジンを掛けて放置後、さらにテスト走行をして確認して漏れが無かったので、完成お引き渡しとなりました
最近のコメント