気温は低いですが、蒸し暑いですね
皆様、お体には十分ご自愛くださいませ。
さて、普通にエアコン修理でお預かりしたスズキ・スペーシア

まさか、延長保証が適用されているとは知らずにお預かりしたのですが、保証対象車両と気が付き、一般の電装修理から保証修理になりました
突然の内容で解りづらいと思いますので、少々説明を・・・
ワゴンR、アルトエコ、スペーシアなど、車室内のエアコンユニットであるエバポレータに不具合があり、新車登録からわずか3年ほどで壊れる事例が相次いで起こった関係で、延長保証をメーカー側が対応したようです。
ただ、リコールでは無いので、延長保証期間内(走行キロ含む)に壊れた場合の保証なので、壊れていないのに保証で治せと言っても対応は出来ませんのでご注意を
今回、保証の目的は、エバポレータの交換だけなのですが、ディーラーもしくは当店のような代理店的サブディーラーでも保証修理は出来ます。
ただ、せっかくなので、保証以外の部品も無料で交換できるなら、お客様に取って交換できるものは全て交換して欲しいと思うと思ったので、下記の部品を交換します

こちらが無料で交換できる部品になります
もう少し詳しく説明すると、保証の部品は、エバポレータ、エキスパンションバルブ、エアコンガスまでになりますが、異音が気になればコンプレッサー、リキッドフィルターまで無料で交換が可能です
ただし・・・ただし・・・ですが、メーカーに請求出来る料金は、エバポレータ交換のみなので、正直赤字作業にはなりますが、長い目で見るとお客様に取ってプラスになるのであれば、店主的にお客様を優先させていただきました

メーカーや関係者には怒られそうですけど
横道になりましたが作業へと

車室内を交換する前にコンプレッサーとリキッドフィルターを交換します

写真右から、コンデンサー、リキッドフィルター、コンプレッサーになります
まだ、3万キロ程度しか走行してないのに、リキッドフィルターは少し黒くなっています

取替後

次はエバポレータ交換になりますが、まずエンジンルーム内のパイプとヒーターホースを外します

外した後

お次は室内になりますが・・・

エンジンルーム内のダッシュパネルも外さないと室内のダッシュは外れない
サービスマニュアルを見てるから、簡単に作業を進めておりますが、知らないと隠れキャラが多くて、作業に時間が掛かりますね
現に、最近のハンドルに付いてるエアーバックは、ボルト締めにならなくなったのですが、うまく外せないでかなり時間を喰われてしまいました

無事にハンドルとステアリングポストを外した後

無事取外し

ようやく、エアコンユニットに

ちなみに、エンジンルームにもエアコンユニットのボルトが付いてます

単体のエアコンユニット
ここから、エバポレータを交換していきます

写真左が新品対策部品

解りづらいですが、不良エバポレータにはガス漏れ検知液の緑色の漏れ後があります

交換後
ここからは、逆の手順で組付けて行きます

まずは、エアコンユニットを取付して、真空引きをします
真空引きしてる間に、室内のダッシュを取付けしていきます

作業中
写真はここまでになりますが、無事に組付けを終え、真空引きした後、放置後、問題がなければガズチャージして完成となります。
今回の作業は保証修理になりますので、当然ですがお客様に請求することはありません
最後に、ディーラーも保証などで混み合っているようで、早くて9月対応になってるようですが、当店も同じく9月中旬以降になりますので、ご了承くださいませ
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