ニッサン・ローレルHC35、オイル漏れ、ブレーキ不具合、他(^^;
休み明けは天気の良い1日となりましたが、仕事に追われる店主には花見どころでは無いです
さて、当初のご依頼は、ブレーキを踏むとハンドルにガタガタと感触が来るのとブレーキペダルからのABSが聞いたようなトラブル、それとミッションからのオイル漏れ修理でしたが・・・
ローレルHC35
追加でデフオイル交換とスパークプラグ交換です
さて、まずはデフオイル交換とミッションオイル漏れ修理から
実は、この車両には機械式LSDが組まれており(当店で組みました)、慣らしも充分に終わったみたいだったので、交換のご依頼となりました
オートマ、ターボ無し車両にメリットはあるの
と思う方が多いと思いますが、LSD(ノンスリップデフ)はレースやドリフトだけに使われるのでは無いと思っていただけると幸いです
正式には、リミテッドスリップデファレンシャルと言いますが、デフとしての左右差を残しつつ、いざとなったら左右差を無くして、左右に動力を伝えると言う意味です
メリットは、エンジンからのパワーを無駄にせずに効率よく伝えることですがデメリットもあって、効率が良くなる反面、操作を謝ると操作不能に陥る事があります。
能書きが多くなりましたが、サーキットを走らない一般道または高速道路においては、レーンチェンジのスムーズさが特に良く、純正のビスカス式などマイルドタイプに比べて楽に操作が出来ることもあり、オートマでも機械式LSDを好む方もおります
さて、余談はさておき次へと
シャフトと名の付く部分の差し込み口には、オイル漏れを防ぐためにオイルシールが使われているのですが、距離に応じて劣化が起きます、当然オイル漏れの不具合が起きますので、交換部品の一つになります
プロペラシャフトを外して気がついたのですが、どうやら一度交換した形跡がありました
距離も20万キロ超えていますから、交換履歴が無いと言ったら嘘になりますが、外すのに苦労したのか傷だらけ
傷が多いので、通常より奥にオイルシールを入れました
次は、ブレーキです
お預かり直後に、時間の関係でフロントブレーキローター左右を表面研磨しました
フロントブレーキパッドは、残量がたっぷりなので、表面をペーパーで研磨して再利用
フロントキャリパーのオーバーホールへと続きます
キャリパーをオーバーホールして行きます
サビが酷く、このまま再利用は微妙でしたが、次回の車検時にオイル漏れが起きた場合は、間違いなくキャリパー交換となります
この後、ブレーキを踏みっぱなしにした状態で放置して、オイル漏れが無いか確認後、問題なければ完成となります
最後は、プラグ交換です
GTRエンジンなら、シリンダーヘッド上にスロットルバルブは無いので、作業的に楽ですが、2リッター、2,5リッタークラスは、ターボも含め面倒な作業です
この後は、いつも通りですみませんが、逆の手順で元に戻して完成となります
しかし、イグニッションカバーって見た目重視で効率が良いとは言えませんから、必要ないんですけどね(写真下から3枚目の黒いカバーです)
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